レポート

製品・サービス

バッファロー、補助金対象のネットワークアセスメントサービスをEDIXで紹介

無料でリモート管理が可能な「キキNavi」もアピール

バッファローのブースでは、法人向け機器のリモート管理とネットワークアセスメントサービスを訴求

 株式会社バッファローはEDIX東京2024に出展、無線LANアクセスポイントやルーター、ハブなどのネットワーク機器とネットワーク管理サービス「キキNavi」のほか、学校内のインターネットアクセス状況を調査する「ネットワークアセスメントサービス」の紹介を行った。

第15回 EDIX(教育 総合展)東京レポート 目次

  • 【GIGA2.0端末】
  • NEXT GIGA対応、最新 Windows 11 PC 展示レポート![Sponsored]
  • 5年間使い放題のLTEモデルも選択可能、「HP Pro x360 Fortis G11 Notebook PC」[Sponsored]
  • 堅牢性と耐久性をより高めた、デルのコンバーチブルタイプ「Latitude 3140」[Sponsored]
  • 落下に強くて滑りにくい、約590gの軽量タブレットにもなる2in1 PC「dynabook K70」[Sponsored]
  • マイクロソフト、学習から校務DXまで一気通貫で整備できるパッケージを提供[Sponsored]
  • EDIX東京、GIGA第2期を見据えた注目のChromebookをまとめて紹介!
  • ドイツのヴォーテマン、GIGA向けWindows PCをEDIXで初公開
  • 【ICT利活用支援】
  • 小学生がEDIXを取材!生成AIのレポート改善アドバイスに子供たちの反応は…?[Sponsored]
  • マイクロソフト、AI活用で変わる新しい学びをEDIXで展示
  • 教育版マインクラフト、授業で行う最初の1時間の内容を体験
  • 不登校対策に!GIGA端末で動く「レノボ・メタバース・スクール」 オンライン支援員も常駐
  • 英会話・漢字練習・数学、生成AIの活用で変わる学習用教材や教育サービス
  • AIの教育利用が加速!EDIX東京で見た生成AIを活用した教育サービス
  • 保護者も共感!発達特性のある子の「やりかた」を支援するアプリ、ソフトバンクがEDIX東京で展示
  • SMBC、教育版マイクラの金融教育教材「クエスト・オブ・ファイナンス」をEDIX東京で展示
  • Google、AIの取り組みとGIGA第2期に向けての支援パッケージを説明
  • Google、EDIX東京で「Geminiアカデミー」を展示 自治体セミナーも多数実施
  • バッファロー、補助金対象のネットワークアセスメントサービスをEDIXで紹介
  • 【その他】
  • 米Apple教育マーケ責任者が語る、子供たちが将来を生き抜くために必要な学びとは?
  • 「情報Ⅰ」共通テスト試験対策を情報教育YouTuberが紹介
  • ネットワーク環境を分析・調査する「ネットワークアセスメントサービス」

     ネットワークアセスメントサービスは、グループ企業の株式会社バッファロー・IT・ソリューションズが提供。現状のネットワークの状況を分析・診断して現状を把握し、課題があった場合には問題点や改善点を提示する。

     具体的な診断は、通信量やセッション数を測定するネットワーク測定、ネットワークの構成や機器の設定調査を行うネットワーク構成調査、通信速度や遅延を調べるスループット・レイテンシー調査、無線の電波干渉の有無やカバーエリアを調べる無線調査などがある。

     ネットワークアセスメントについては、文部科学省が2023年2月に通信ネットワーク環境の評価(アセスメント)を実施するよう、各都道府県教育委員会の担当者に依頼を出し、都道府県や市町村などが民間事業者に委託する場合に補助金も交付している。

     さらに、すべての公立小中高校に対して速度測定サイトなどを使ってインターネットからの通信速度を測定することを求め、2024年4月24日にその結果を集計したものを発表した。

     その結果、児童生徒数に応じた「当面の推奨帯域」を満たした学校が2割程度しかなかったことなどから、文部科学省ではあらためてネットワークアセスメントの実施を徹底したうえでネットワークの不具合について対応することや、通信契約の見直し、自治体担当者の専門性向上などを求めている。

     同社では、ネットワークアセスメントを実施した上で、課題が見つかった場合に、希望があればその対応を含めて相談にも応じる。ネットワークアセスメントの費用は、トラフィック調査が1回20万円から、そのほかの電波調査や設備構成の調査などは別途見積りとなる。

    法人向け機器ではリモート管理サービス「キキNavi」を訴求

     ブースでは、学校への設置に適した法人向けのWi-Fi機器やネットワーク機器を展示した。

     校内における通信は、教職員の指示で1つの動画を一斉にクラス全員の児童生徒が同時再生するようなケースもあり、ネットワークの負荷という面でかなり厳しい状況になるという。

     そのような場合でも、GIGAスクールでの利用を想定した法人向け機器は、ネットワーク内のデータ量が非常に多くなったときにも安定して動作する性能を有している。特に、「Wi-Fiが途切れる」を解消する機能について紹介されていた。

    バッファローのGIGAスクールに対応する無線LANアクセスポイントのラインナップ
    10GbpsのLANに対応するルーターと10Gbps通信に対応するスイッチングハブ
    校内で安定して利用するための機能など

     また、法人向け機器において、管理という点でも重要な機能を提供している。バッファローの法人向け機器に対応する「キキNavi」はリモート管理サービス。ルーターや無線LANアクセスポイント、スイッチ、NASなどの稼働状況を離れた場所から確認できる。

    無料で使えるネットワーク機器のリモート管理サービス「キキNavi」

     何か問題が発生した場合に、すぐにネットワーク機器の稼働状況を一覧で確認することができるほか、エラーが発生した場合にメールを送信して管理者に通知できる。

     また、リモート管理ができることで、外部業者に管理を委託するような場合でも、問題が発生した場合に状況を把握しやすくなり、対応時間の短縮や出張作業を回避するなど時間やコストの低減にもつながる。

    一覧からエラーが発生した機器をすぐに確認できる

     キキNaviは、対応機器の利用ユーザーであれば無料で使えるのが特徴。法人向けのネットワーク機器を使う場合、保守費用が発生するケースもあるが、キキNaviなら対応機種は限られるものの料金がかからない。

     またキキNaviは、ルーターなどのネットワーク機器の導入時に機器の箱を開けずにリモートで設定を行い、ネットワークに接続した際に自動で設定を完了して運用を開始することも可能だ。そのため設置コストを削減できるという。

    正田拓也