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学習用端末を長期保証、「Mobile care」で教育現場を支援
2025年6月4日 08:30
田中電気株式会社は、教育機関向け保守サービス「Mobile care」の提供について2025年6月3日に発表した。
同社によると、全国の学校で1人1台の端末整備が進む中、メーカー保証終了後の修理費用や、不注意による破損(物損)は保証対象外となることが多く、保護者や学校現場の負担増が懸念されるという。
Mobile careでは、学習用端末について自然故障や破損、水ぬれ、盗難などを最長5年間、回数無制限で保証。定額保証のため、学校で予算化しやすいのが特徴だ。
また、修理対応が現場ごとになっている場合が多く、担当となった教員の負担増や、異動に伴う引き継ぎの難しさなど、故障時のアフターフォローに対応しきれないケースもある。これに対し、故障時の問い合わせや端末操作案内を同社のヘルプデスクが一元対応。梱包資材不要の集荷サービスで手間を大幅に軽減する。
同サービスはChromebook、iPad、Windowsに対応しており、純正アダプターや内蔵タッチペンも保証対象に含まれる。また、設定やアプリの再インストールなどを行う再キッティングのほか、iPad向けには「交換機先出し対応」などのオプションサービスも提供している。
預かり修理は、学校と保護者のどちらからの連絡にも対応。利用者は、端末の郵送のみで対応が完了する。なお、高校では端末の損害率が比較的低いため、状況に応じて標準プランから最大20%割引の特別料金を適用できるケースもあるという。
同社は、GIGAスクール構想における累計6万台を超える学習者用端末の導入実績を生かし、今後も学校現場の負担軽減と児童生徒の学びを止めない環境づくりを支援する方針だ。