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大日本印刷、レノボと協業で「GIGA端末予備機」の供給体制を構築

大日本印刷株式会社が、レノボ・ジャパン合同会社と協業でGIGAスクール端末の故障時に予備機を迅速に供給できる体制を構築

大日本印刷株式会社(以下、DNP)は、レノボ・ジャパン合同会社(以下、レノボ)がハードウェアとソリューションを統合したGIGA第2期向けパッケージ「Lenovo GIGA School Edition」において、全国の小中学校に配布される予備機の保管・運用管理を4月1日(火)に開始すると発表した。

Lenovo GIGA School Editionは、GIGA第1期での実績をもとに改善を図った端末に、教育コンテンツや運用管理サービスなどを組み合わせたもので、レノボから発表されている。

この中に、「予備機運用サービス」が含まれる。

GIGA第1期では、端末の故障が想定以上に発生し、代替用の予備機の予算がなかったこともあり、教育現場によっては学びが中断することもあった。そこでGIGA第2期では、全児童生徒数の15%以内に向けた予備機が補助対象となった。

ただし、予備機を効率的に利活用するには、保管場所の確保や端末の適切な管理、定期的な充電などの品質維持が必要となる。予備機を適正に管理しないとバッテリーが劣化し、使いたいときに使えないことも想定される。

そこでレノボの「予備機運用サービス」では、全国の自治体の要望により、予備機のうち普段必要な台数だけ学校で保管し、残りを預って管理する。そして、予備機が必要になったときには送料無料で届ける。これにより、教員の業務負担軽減と持続可能な学びを支援するという。

このサービスにおいてDNPが、BPO(Business Process Outsourcing)分野の実績をもとに、全体統括と事務局運営を担当する。また、予備機を専用倉庫で保管・運用管理し、配送する役割を、佐川急便と日本郵便が担当する。

予備機運用サービスの具体的な内容は次の通り。

  • 自治体の資産である小中学校向けGIGAスクール端末の予備機を保管・運用管理
  • 予備機のキッティング(すぐ使える状態への整備)
  • 予備機のバッテリー劣化防止のための定期的な充電
  • 予備機発送の受付と、全国の自治体および小中学校への配送
  • 故障機を預かり、保存・管理