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ドイツのヴォーテマン、GIGA向けWindows PCをEDIXで初公開
「EDIX東京2024」レポート
2024年5月9日 09:00
ドイツのWortmann AGの日本支社であるヴォーテマン・コンピューター・ジャパン株式会社は、GIGAスクール端末「TERRA MOBILE 360 11v4」を「EDIX東京2024」の同社ブース(小間番号:1-56)で初公開した。Windows 11 Educationを搭載する、11.6型コンバーチブルタイプのノートPCとなる。
Wortmannは1986年に設立されたハイテクノロジー製品を製造販売する会社。TERRAはWortmannのブランドで、日本国内では液晶ディスプレイなどを一般販売している。TERRA MOBILE 360 11v4は今後、GIGAスクール端末として発売が予定されているという。
第15回 EDIX(教育 総合展)東京レポート 目次
TERRA MOBILE 360 11v4はインテル プロセッサー N100を搭載し、ディスプレイは11.6型(1366×768ドット)。標準搭載メモリーは4GB(最大16GBまで搭載可能)で、増設ではなくオーダーに合わせて4GB、8GB、16GBの仕様で出荷される予定。
ストレージは128GBのM.2 PCIe SSDで、無線通信はWi-Fi 6とBluetoothに対応、カメラは2Mピクセルと5Mピクセル。バッテリーの駆動時間は約7時間。本体サイズは287×199×19.9mm(幅×奥行×厚さ)で重量は1.32kg。スペック表には記載がないがMIL規格に準拠し、キーボード側からの水が底面に抜ける構造としているなど、耐水性能も高めている。
インターフェースはHDMI、PD対応のUSB Type-CのほかUSB Type-Aを2ポート用意し、microSDカードスロットが搭載されている。電源のACアダプター端子として、丸型端子も用意されている。
ペンも搭載でき、ホルダーを右側面に装着できる。
また、保証サービスとして、通常保証とは別のオプションとして、メーカー保証対象外の落下や破損を含めた3年間の保証が受けられる「延長保証サービス」を用意する。
展示された端末には日本語キーボードが採用されており、国内販売への本気度が伺える。販売に関しては株式会社グリーンハウスと提携、同社の学校向けECサイトで取り扱う。インターネット接続が可能な状態に設定して納入するサービスもオプションで用意する。
なお、EDIXの同社ブースではTERRAブランドの液晶モニターやノートPC、ゲーミングPCも展示されている。
27型モニターとセットで展示されている「MOBILE 1517R」は、CPUにインテル Core i5 1335U、15.6型液晶ディスプレイを搭載したノートPC。こちらも日本語キーボードが採用され、日本国内での本格展開を視野に入れた製品となる。
また、タブレットタイプのPCとして「PAD 1162 N5100 W11 Pro」を展示。11.6型ディスプレイとインテル Celeron N5100を搭載するWindows 11搭載機となる。なお、Windowsは日本語設定だが、キーボードは英語キーボードが採用されている。
ゲーミングPCもブースにラインナップされている。「Gaming PC ELITE 4 BTO」は、CPUにインテル Core i7 14700KFを搭載したデスクトップPC。曲面タイプで44.5型の「LCD/LED 44.5”Curved 32:9」の液晶モニターがセットとなっていた。
さらにゲーミングPCのノートタイプとして「MOBILE GAMER ELITE 5v3」を展示。CPUにはインテル Core i9 14900HXを搭載、17.3型液晶ディスプレイを搭載しているモデルだ。ブースでは、Bambu Lab製の3Dプリンターと組み合わせてterraのロゴを作成するデモが行われていた。
液晶モニターについては、27型の「LCD/LED 2748W」と画面回転機構を備えた「LCD/LED 2748W PV」、高解像度モデルの「LCD/LED 2775W PV」、23.8型は「LCD/LED 2448W」と画面回転機構を備えた「LCD/LED 2448W PV」さらにホワイトカラーの「LCD/LED 2465W PV White」、そしてホワイトカラーのPC一体型「ALL-IN-ONE-PC 2410 HA White」と数多くの製品が展示されている。