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明星中高、校内Wi-Fi整備で通信費を削減――バッファローが導入事例を公開
2025年5月29日 08:00
株式会社バッファローは、学校法人 大阪明星学園 明星中学校 明星高等学校が同社の法人向けネットワーク機器を採用したことと、本導入に関する事例を公開したことを2025年5月28日に発表した。
明星中学校・高等学校では1人1台端末環境を実現しており、タブレット端末とデジタル教材を利用して授業を行っていた。しかし、キャリア通信モデルのタブレット端末を主にモバイル回線で利用していたため、各家庭の通信費負担が増大。この課題に対応するため、無線LAN環境の見直しを決定した。
両校は、Wi-Fi 6対応アクセスポイント「WAPM-AX8R」を普通教室と特別教室に76台設置し、通信環境を強化した。WAPM-AX8Rは、「ローミング支援機能」や「AP間電波自動調整機能」を搭載しており、多台数同時接続に適しているのが特徴。授業中や校内移動時に通信が途切れにくい設計となっている。
両校によると、運用から約1年が経過しているが、安定した通信を維持できているという。特に授業中の通信速度低下のリスクが減少し、英会話のオンライン授業やデジタル教材の活用、自習時のタブレット学習など、幅広い学習形態を実現している。1年生はすでに無線LANを活用しており、上級生も順次無線LANの利用に移行する予定だ。