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1,000名超の学校で「Wi-Fiがつながる当たり前」を実現 札幌第一高校の環境改善事例

学校法人希望学園 札幌第一高等学校(出典:株式会社バッファロー、以下同じく)

 ネットワーク機器を手がける株式会社バッファローは、同社の法人向けネットワーク機器が学校法人希望学園 札幌第一高等学校に採用されたことと、1000人を超える教員・生徒の同時接続や、同時に動画視聴などをしても遅延や切断がほぼ発生しない事例を発表した。事例は同社のWebサイトで見ることができる。

 バッファローが札幌第一高校に納入した機器は、Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)対応の法人向け無線LANアクセスポイント「WAPM-AX8R」と、法人向けレイヤー2スイッチの「BS-MS2016P」、ネットワーク管理ソフトウェアの「WLS-ADT/LW」など。

法人向け無線LANアクセスポイント「WAPM-AX8R」
法人向けレイヤー2スイッチ「BS-MS2016P」
ネットワーク管理ソフトウェア「WLS-ADT/LW」

 無線LANアクセスポイントは校舎棟の各教室に1台ずつ、さらに、地下歩行空間、体育館棟、図書館棟、野球練習場、サッカー練習場棟とその横にある弓道場にも設置した。

 札幌第一高等学校は、生徒数が1,000名を超える。これまでは回線の関係でICT教育用サービスを活用できず、時間割を調整するなどの制限を受けていたが、上位の回線を10Gbpsに変更。機器刷新によって、全生徒がストレスなくWi-Fiを利用できるようになり、各無線LANアクセスポイントを同じSSIDで全学年・全教職員が接続可能になった。

今回の課題から導入効果まで

 管理面では、外部業者に依存した管理から、バッファローのネットワーク管理ソフトウェアによって校内で機器を集中管理することを可能にしたことで、外部業者依存によるコストの問題も解決したという。

 同校の教員は「論文検索、動画視聴、クラウドでの共同編集がスムーズになり、より深い探究が可能になった。生徒発案のダンス撮影や行事のリアルタイム中継など、授業や学校行事で活発なICT活用が行われている」などとコメントしている。