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NTT-AT、生成AIがネットワークトラブルを分析する「@FlowInspector mini」を6月に発売

エヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株式会社が、生成AIを活用してネットワークの問題解析を支援する「@FlowInspector mini(アットフローインスペクター ミニ)」を2025年6月2日に販売

エヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株式会社は、ネットワークトラフィック可視化・分析システム「@FlowInspector(アットフローインスペクター)」シリーズの1つとして、「@FlowInspector mini(アットフローインスペクター ミニ)」を6月2日から販売開始する。

@FlowInspectorシリーズは、ネットワークの状態を可視化するアプライアンス製品。ネットワークの規模や用途に応じて4つのモデルを用意している。

そのうち@FlowInspector miniは、小型・軽量・安価なモデルに位置付けられる。中小規模ネットワークを効率的に運用したい企業や、小学校・中学校・高等学校・大学などの教育機関、あるいはネットワーク監視する支店・監視対象機器が多い企業が主な想定ユーザー。

主な特徴は、生成AIを活用することでネットワークの問題解析を容易にする機能を備えていることだ。

@FlowInspecror miniでは、ミラートラフィック(通信機器がネットワーク状況の監視用に通信内容を複製して出す通信)をリアルタイムで収集して、問題解析に必要な情報を保存する。ネットワーク運用者が、問題の発生したときに自然言語で「トラブル解析依頼」を行うと、保存された情報から「トラブル原因の推定や対応策(解析レポート)」を提案。これにより、ネットワーク運用者は迅速にトラブル原因を推定でき、問題解析時間を短縮できる。

例えば、2025年4月12日から13日の間に問題が発生したと思われるDNS通信について、ネットワーク運用者が@FlowInspector miniにトラブル解析を依頼する場合は、次のようになる。

ネットワーク運用者がトラブル解析を依頼する例

その結果、次のような「トラブル原因の推定や対応策(解析レポート)」を提案する。

トラブル原因の推定や対応策(解析レポート)を提案