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チエル、Google for Education管理支援ツール「InterCLASS Console Support」を2月にアップデート

チエル株式会社が、運用支援ツール「InterCLASS Console Support」を2025年2月にアップデート

チエル株式会社は、Google Workspace for EducationのアカウントやChromebookデバイスの管理・運用を支援するツール「InterCLASS Console Support」を、2月にVer.4.0へとバージョンアップすると1月21日に発表した。

今回のバージョンアップでは、Google Classroomの悪用防止やChromebookの管理効率化(バッテリー状態・通信トラフィックの可視化)、既存のデジタル教科書・教材活用における支援機能における対応プラットフォームの拡充という3つの柱で機能を強化する。

主なバージョンアップ内容は以下の通り。

・長期間放置されたGoogle Classroomでの悪質利用を防止
クラスの作成日やお知らせや課題投稿日などの条件から、長期的に使用されていないと思われる組織内のGoogle Classroomを検索できるようになる。これにより、学習外での不適切な利用や悪質な書き込みによる荒らし行為を未然に防ぎ、安全なGoogle Classroomの運用を実現する。

利用されていないGoogle Classroomの検索が可能

・Chromebookデバイスのバッテリー状態や通信トラフィックを可視化
InterCLASS Console Supportで管理しているChromebookのバッテリー状態を一元的に可視化し、バッテリーの劣化や異常の早期発見に役立てることができる。また、バッテリー交換のタイミングを最適化することで、コスト削減にもつながる。

さらに、端末ごとの送信/受信ビットレートやWi-Fi強度といった通信トラフィックも可視化できるようになった。これにより、通信速度が極端に遅かったり、頻繁に接続が切れたりする端末を迅速に特定可能だ。

Chromebookのバッテリー状態や通信トラフィックを可視化可能に

・デジタル教科書のユーザー登録用CSVファイルの対応プラットフォームを拡充
従来、デジタル教科書・教材のプラットフォームごとに異なるデータの並べ順に合わせてCSVファイルを一つ一つ作成する必要があり、教員の作業負担が問題となっていた。InterCLASS Console Supportでは、登録先のプラットフォームに合わせて最適な形式のCSVファイルを自動生成できる。

さらに、今回のバージョンからは対応するプラットフォームを拡充する。これによって、課題となっていた年次処理などの作業時間を大幅に削減する。

CSVファイルの自動生成で、年次処理などの作業時間を大幅に削減