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チエル、「教育DX導入・推進支援パッケージ」と「教育DX体感パック」を7月にバージョンアップ
業務に役立つテンプレートや授業準備負担を軽減するツールを追加
2024年7月25日 15:00
学校教育向けにICT利活用を支援するチエル株式会社は、2024年7月に「教育DX導入・推進支援パッケージ」および「教育DX体感パック」をVer.1.1にバージョンアップすることを発表した。内容は主に校務DXと学習DXに対する強化で、校務DXでは、業務に役立つテンプレートや授業準備の作業負担を軽減するツールを追加。学習DXでは、授業中の端末操作を短縮化するツールを追加した。
「教育DX導入・推進支援パッケージ」は、Googleの教育機関向けクラウドサービス「Google Workspace for Education Plus」を活用し、Google for Education 教育DXパッケージを実現するためのサービスプログラム。今回のバージョンアップでは、教育DXツールの提供やデータ利活用支援に関するツールを30種類追加し、校務DXおよび学習DXの推進支援を強化している。
追加されたツールの内容は、下記の通り。
●<学習DXツール>スライドようかんたんふせん
「Google Jamboardの代わりとしてGoogleスライドを活用したい」というリクエストにより搭載。Googleスライド用の拡張機能で、ページ上で簡単に付箋を作成できる。小学校低学年でも直感的に操作でき、Googleスライドを使用した協働学習をサポートする。
●<校務DXツール>施設予約表
特別教室や体育館などの予約状況を一括で管理するツール。教員間で授業での利用状況、クラブ活動や委員会活動での集まりの際に空き状況を共有でき、同じ場所のブッキングを防止する。
●<校務DXツール>定期アンケート集計ツール
定期的に実施するアンケートの作成から集計結果の確認までを行うツール。Googleフォームでは難しいクラス別集計が可能で、期間を絞っての集計も簡単にできるため、アンケートのたびにフォームを作り変える必要がない。
●<校務DXツール>座席表ツール
いろいろな教室に合わせた座席表を簡単操作で作成可能。座席のランダムな並べ替え機能でクラスの席替え案を用意できるほか、視力の悪い子供や目が離せない子供は前方に座らせたいなどの個別対応も容易となっている。
●<校務DXツール>週案・時数計算ツール(学校用)
週案の作成と時数の計算を行うスプレッドシートを学校単位で管理するツール。教員分の週案ツールの作成と、各週案ツールへの行事予定や時程情報を自動で反映し、授業の不足の発生を防ぐ。
●<校務DXツール/作業効率化ツール>目次作成ツール
Googleスライドに目次のページを追加。スライドを開き、アドオンによって表示された画面上のボタンをクリックするだけで、スライド上に目次を作成できる。
●<校務DXツール/作業効率化ツール>背景作成ツール
Googleスライドの背景設定で「画像がスライドのサイズに最適化されてしまい、図形やグラフの学習で使えない」という課題を解決するために搭載。スライドで背景にしたいページを作成し、アドオンのメニューから背景に設定をクリックするだけで、そのページを背景に設定した新規スライドを作成できる。協働学習でGoogleスライドを活用する際に役立つという。
●<校務DXツール/管理者用ツール>Classroom情報取得
Google Classroomの利用状況を確認するほか、使用していないGoogle Classroomを洗い出す際に使用するツール。特定のアカウントが参加しているクラス情報を一覧で取得できるほか、選択したクラスのメンバー(先生+児童生徒)の情報を取得できる。