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チエル、Chromebook活用パックを2025年9月より順次バージョンアップ
2025年8月6日 09:45
チエル株式会社は、同社が提供する「Chromebook活用パック」の各ソリューションを2025年9月より順次バージョンアップすると2025年8月5日に発表した。
今回のバージョンアップは、文部科学省が示す「教育DXロードマップ」の改定に対応するもの。教育現場におけるICT環境の整備、教員の働き方改革、児童生徒の個別最適な学びのほか、多様性への対応力向上をさらに強化することが目的だ。
フィルタリングサービス「InterCLASS Filtering Service」では、Chromebookの利用について従来の時間帯別ルールに加え、累積利用時間による使用制限の設定が可能となっている。例外URLを「完全一致」で設定できるようになり、どこで学習していても、より計画的かつ安全に端末を利用できる環境を実現する。
また、教員や生徒にラベルをひも付けて管理できる機能を追加。教員や生徒にラベルを設定し、生徒の端末利用状況を絞り込んでダッシュボード上で確認して、利用時間帯や曜日の傾向などを把握することが可能となった。
管理支援ツール「InterCLASS Console Support」では、Google Workspaceの動的グループで利用できる「役職」や「組織」といった標準属性をメンテナンス可能となり、アカウントの年次処理がよりスムーズになる。InterCLASS Filtering Serviceと「教員/学習者」「学年」「クラス」「入学年度」といった情報の連携も可能で、フィルタリングのダッシュボードを学年やクラス単位でより細かく分析できるようになる。
※「学年」「クラス」などに対応したダッシュボードは、2025年12月にリリース予定
協働学習支援ツール「InterCLASS Advance」では、授業開始時のプッシュ通知機能や座席レイアウトのシャッフル設定、学習者名のカスタマイズ機能など、より柔軟な授業運営を支援する更新が行われる予定だ。
チエルは「子供たちの未来のために、世界中の先生の授業をICTで支える」という企業理念を掲げ、今後も教育DXを推進する取り組みを続ける方針である。