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連絡サービスsigfy、保護者面談向け日程調整機能を追加

保護者の回答から面談日の自動割り当てが可能に

株式会社Fusicが、同社が提供する連絡サービス「sigfy(シグフィー)」において、「日程調整機能」の提供を開始(出典:株式会社Fusic)

株式会社Fusicは、同社が提供する連絡サービス「sigfy」(シグフィー)に保護者面談などの予定調整に活用できる「日程調整機能」を追加したと発表した。

同機能は、これまで電話や書面で行われていた面談日程の調整作業をデジタル化するものである。保護者はアプリやWeb上から希望日時を選択し、その情報をもとに学校側がシステム上で自動的に面談日を割り当てることができる。これにより、教職員は電話連絡や個別調整の手間が大幅に軽減される。

従来のsigfyでは、アンケート機能を利用して保護者から希望日時を集めることは可能だったが、日程調整や確定した日時の個別連絡には対応していなかった。今回の機能追加により、日程の収集から確定・通知までが一貫して行えるようになり、より実用的なツールへと進化した。

日程調整の機能は、2025年6月に政府4省庁が発表した「教育DXロードマップ」における「12のやめることリスト」の「電話や書面による保護者との日程調整」に対応するものでもある。単なるデジタル化にとどまらず、公平性を保ちつつ、自動で効率的な日程調整が可能な仕組みとなっている。

sigfyは、2025年9月時点で649の団体と17の自治体が導入しており、保護者の98%が「sigfy導入で以前より便利になった」と評価しているという。オプション機能では、返信やりとり機能や集金機能も備えており、今後も教育現場の負担軽減に貢献するための機能追加を進める予定だ。