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福島県南相馬市、全小中学校に連絡サービス「sigfy」を導入
2025年9月2日 09:45
株式会社Fusicは、福島県南相馬市の小中学校全17校と教育委員会に連絡サービス「sigfy(シグフィー)」を提供したと発表した。利用対象は約3,100人で、自治体規模での導入は東北地域で初めてとなるという。
導入前に実施した1年間のモデル校での実証実験では、「開封状況がすぐに確認できて便利」「欠席連絡やアンケート集約など、効率的なコミュニケーションツールとして活用できる」などの評価を得られた。同社が行ったアンケートでは、保護者の98%が「sigfy導入で以前より便利になった」と回答した。
sigfyは学校と保護者との間の連絡をデジタル化するサービスで、メッセージ配信・欠席遅刻連絡・アンケート機能を標準搭載し、オプションで集金や返信機能を搭載。2025年8月時点では、629の団体・16の自治体がsigfyを導入している。
特に、学年だよりや学級だより、イベントチラシなどを電子化することで印刷コストを削減し、配布の負担を軽減。教育委員会から保護者への直接配信も可能で、教職員や自治体職員の業務負担軽減に貢献する仕組みだ。
利用者からは、「スマホで欠席連絡ができて、とても助かっている」「メールよりわかりやすく、情報が見やすい」「欠席連絡のほかに、担任の先生からの連絡や部活の連絡もあって便利」「学校のことだけでなく、地域の催し物などの情報が手に入りやすいので助かる」といった声が寄せられている。