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子供の移動を支える「あたらしい放課後プロジェクト」、地域交通サービスで送迎を効率化

hab株式会社が、横浜市・川崎市・平塚市・東京都杉並区で店舗や営業所を展開する法人や団体に対し、タクシーやバスを利用した子供の移動・送迎サービス導入の受け付けを開始

hab株式会社は、横浜市・川崎市・平塚市・東京都杉並区で店舗や営業所を展開する法人や団体に向けて「あたらしい放課後プロジェクト」によるサービス導入の受け付けを開始した。

同プロジェクトは、保育園や幼稚園、小学校、学童、放課後等デイサービスなどの施設と、地域の習い事や医療施設間などの移動をタクシーやバスで支援する法人向けサービスである。タクシーやバスの輸送手段を組み合わせた効率的な移動サポートを提供することで、送迎の負担を軽減する。

タクシーやバスの輸送手段を組み合わせた効率的な移動サポートを提供

このプロジェクトは、幹事企業のhabを含めた20団体が加盟する「こどものみらい共創プラットフォーム」で得られた成果を発展させたものだ。2023年度に横浜市で実施した取り組みでは、利用者満足度が高かった一方、採算性が課題とされていた。今年度は対象を幼児にも拡大し、タクシーに加えてバスを輸送手段に活用するほか、受益者負担のモデルに変更する。

利用料金は、車両サイズと利用時間によって異なるが、法人向けに1時間あたり8,500円前後でタクシーやバスを自由に利用できるようにする。配車については、habの配車システムや予約アプリを利用し、効率的で安心安全な運行を可能にするという。

神奈中タクシーの運行車両
神奈中スイミング平塚店での様子

なお、利用料金については、導入する法人と利用する個人の両者が負担するモデルとしてそれぞれの負担額軽減を目指し、導入法人との協議の上、利用者個人の負担額を決定して徴収する。

現在、横浜市・川崎市・平塚市・東京都杉並区の店舗や営業所を展開する法人や団体からの申し込みを2025年2月28日まで受け付けている。なお、乗車可能な子供の対象年齢は、4歳から12歳まで。

こどものみらい共創プラットフォームでは、地域が一体となり、子供たちに安心・安全な移動環境を提供することを目指している。今後は全国での社会実装を目指し、さらに準備を進めるとしている。