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みんなのコード、MINIの車両などを使った無料送迎サービスを発表

石川県・高知県の3拠点で実施

MINI Japanから提供されたMINI Crossover 3台を使って無料送迎サービスを発表

特定非営利活動法人みんなのコードは、石川県、高知県の3拠点で展開している子どもたちが最先端のテクノロジーに触れられる「創造的な居場所」にて、各施設まで無料で送迎するサービスについて発表した。

2023年5月からビー・エム・ダブリュー株式会社のブランドMINI Japanより期間限定で提供を受けたMINIの車両と、各地域のタクシー会社(加賀第一交通株式会社、大和タクシー株式会社、土電ハイヤー株式会社)に車両運行管理を委託して、送迎サービスを無料提供している。

MINI Japanから提供された車両はMINI Crossover 3台。MINI Japanが展開するキャンペーン「BIG LOVE ACTION powered by MINI」にて、みんなのコードが2022年度の第一期 Winnerに選出されたことにより、期間限定で貸与を受けた。車体にBIG LOVEのサインが入った「BIG LOVE号」と名付けられている。

みんなのコードが運営する、石川県加賀市のコンピュータークラブハウス加賀、石川県金沢市のミミミラボ、高知県須崎市のてくテックすさきの3施設では、公共の交通手段が充実していない地域に居住している子どもたちが多く、保護者の送迎が得られなければ行きたい時に来館することができないというケースが少なくないという。

この課題に対し、送迎サービスによって、地域的にハンデのある子どもたちが行きたいときに行くことができるようになった。利用者の保護者からは、「仕事の都合で送迎ができないので非常に助かっている」、「憧れのMINIに乗れるということで、引きこもりがちであった子どもを外に連れ出す良い機会になった」、「無料で利用できることがありがたい」との声が寄せられているという。

週に1〜3回の事前予約制で、公民館、学校、予約者の自宅などへの送迎を行っている。サービスの提供期間は、MINIの貸与期間と同じ2023年12月末まで。みんなのコードでは、引き続き、地域間格差や経済格差などの子どもを取り巻く機会格差の課題に向き合っていくとしている。

みんなのコードが運営する子どもたちの「創造的な居場所」事業は、子どもたちがテクノロジーを活用してやりたいことを探求したり新たな興味を発見していくための時間が公教育の中で十分に確保ができていないという考えから、取り組みが行われている。

これらの施設では、経済的に困難な状況にある子どもたちであっても等しく創造的な活動が楽しめるよう、館内にあるコンピューター、3Dプリンター、レーザーカッターなどの機材をすべて無料で利用可能。また、各施設には少し先を歩く「大人(メンター)」が常駐し、子どもたちの自主的な創造活動をサポートしている。