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「生成AI×やさしい日本語」の実証結果を報告、NPO法人eboardが3月30日にシンポジウム開催

NPO法人eboardが、「やさしい日本語シンポジウム:『わかる』が広がるやさしい教室」を2026年3月30日(月)に東京都中央区で開催(出典:NPO法人eboard、以下同じく)

NPO法人eboardは、「やさしい日本語シンポジウム:『わかる』が広がるやさしい教室ーやさしい日本語がひらくインクルーシブな学びー」を2026年3月30日(月)に東京都中央区で開催すると発表した。

同シンポジウムでは、生成AIを活用して学校からのお知らせや教材を「やさしい日本語」へ自動変換するツールの実証結果を共有する。

「やさしい日本語」は、難しい言葉を言い換えるなど、相手に配慮したわかりやすい日本語を指す。eboardによると、避難情報や医療案内など実社会で効果的とされているやさしい日本語のアプローチは 、教育現場でも子供たちの理解を支え、学ぶ土台となるという。

「やさしい日本語」の例

eboardは、日本語指導が必要な「外国につながる子供」や、読み書きに困難を抱える特別支援が必要な子供たちに同ツールを使ってもらい、学びにくさを抱える子の学習・コミュニケーションの環境改善につながるかを検証。当日は、実証結果を共有するとともに、各分野の専門家が専門的知見から「やさしい日本語」が子供の「わかる」をどう支えるのかを掘り下げる予定だ。

やさしい日本語化ツールでの生成例

プログラムでは、広島大学准教授の南浦涼介氏が基調講演を行い、eboard代表理事の中村孝一氏がやさしい日本語化ツールの実証事業を報告する。分科会では、横須賀市立常葉中学校で国際教室を担当する梅田玲子氏が外国につながる子供への実践を紹介し、発達障害専門学習塾marbleの津田憲吾氏が特別支援での実践を報告。クロージングでは、NPO法人青少年自立援助センターの田中宝紀氏が、外国ルーツの児童生徒支援の今後をテーマに講演を行う。

広島大学 准教授 南浦涼介氏
NPO法人eboard 代表理事 中村孝一氏
横須賀市立常葉中学校 国際教室担当 梅田玲子氏
発達障害専門学習塾marble 津田憲吾氏

同シンポジウムは公益財団法人トヨタ財団の支援を受けて実施するもので、参加費は無料。対象は、教育委員会や自治体担当者、学校教員、支援団体関係者などで、定員は100名(先着順・要事前申し込み)となっている。

eboardは、貧困や不登校、発達障害などさまざまな環境にある子供たちに向け、ICT教材eboardをはじめとするテクノロジーを活用した支援を推進。2024年度には、ICT教材eboardの年間利用者数が203万人を超え、12,000カ所以上の学校や教育現場に提供されているという。

●シンポジウム概要
名称:やさしい日本語シンポジウム:「わかる」が広がるやさしい教室ーやさしい日本語がひらくインクルーシブな学びー
日時:2026年3月30日(月)13時~15時
場所:TIME SHARING 銀座三丁目ビルディング 5F
アクセス:東銀座駅 徒歩2分
参加費:無料
助成:公益財団法人トヨタ財団
申し込み:特設ページより

●プログラム
1.基調講演:南浦涼介氏(広島大学 准教授)
 「やさしい日本語という架け橋:教室での『学び・ことば・参加』を捉え直す」
2.やさしい日本語化ツール実証事業報告:中村孝一氏(NPO法人eboard 代表理事)
3.分科会
・外国につながる子への実践レポート:梅田玲子氏(横須賀市立常葉中学校 国際教室担当)
・特別支援での実践レポート:津田憲吾氏(発達障害専門学習塾marble)
4.パネルディスカッション
5.クロージング:田中宝紀氏(NPO法人青少年自立援助センター)
 「学びとつながりを子どもたちへー外国ルーツ児童生徒支援のこれから」