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ICT教材eboard、義務教育課程の映像授業をルビ対応に

NPO法人eboardが、ICT教材eboard内の映像授業で提供する、「やさしい字幕」をふりがな(ルビ)に対応したことを発表

NPO法人eboardは、ICT教材「eboard」において小学校および中学校の映像授業に対応するすべての字幕にふりがな(ルビ)を追加したことを発表した。これにより、学習に困難を抱える子供たちの理解をさらに支援する環境が整えられる。

同団体は、ろう・難聴の生徒、外国語を母語とする生徒、発達障害などから学びの困りごとを抱えた子供を対象に、表現を簡素化し視認性を高めた「やさしい字幕」を提供してきた。

これまでにも、やさしい字幕に一定のふりがなを表示していたが、字幕のふりがな(ルビ)表示について技術的な対応も進んだことから、すべての漢字にふりがな(ルビ)を表示する対応を実施。学年や教科を問わず、より多くの子供たちが学習をスムーズに進められる仕様となった。

自動文字起こし、やさしい字幕、やさしい字幕<ふりがな(ルビ)対応>の例文
ふりがな(ルビ)付きの「やさしい字幕」が表示されたICT教材eboardの映像授業

eboardは、義務教育課程を広く取り扱った映像授業として、日本で唯一、字幕による学習機会の保障を実現しており、2021年12月には第5回ジャパンSDGsアワード(主催:SDGs推進本部、本部長:内閣総理大臣)にて、SDGs推進副本部長(内閣官房長官)賞を受賞した。

同教材は、約2,000本の映像授業と約10,000問のデジタルドリルを備え、公立学校や学習支援団体、フリースクール、地方の公営塾など12,000カ所以上の教育現場が活用。毎月20〜30万人が利用している。