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コードタクトがeboardのゴールドスポンサー契約を締結、スクールタクト×動画教材の実証を開始

株式会社コードタクトが、NPO法人eboardが実施する「企業スポンサープログラム」においてゴールドスポンサー契約を締結

株式会社コードタクトは、NPO法人eboardが実施する企業スポンサープログラムにおいてゴールドスポンサー契約を締結したことを2024年11月28日に発表した。

動画とドリルを公立学校に無償提供する活動に共感し、これまで個人としてNPO法人eboardを支援してきた株式会社コードタクト代表取締役 CEOの後藤正樹氏は、今回のスポンサー契約について「企業としてeboardを支援できることを大変うれしく思う」とコメントしている。

NPO法人eboardは「学びをあきらめない社会の実現」をミッションとして、経済的理由、不登校、障害などの事情を抱える子供たちに学習機会を保障することを目指し、活動を続けている。

同団体が開発・運営するICT教材「eboard」には、約2000本の動画と1万問以上のデジタルドリルが含まれ、公立学校やフリースクールなど、全国約1万1000箇所の教育現場に導入され、毎月20〜30万人が利用しているという。

映像授業には、学習上の困りごとを抱える児童生徒に配慮した「やさしい字幕」が付いている

コードタクトは、同社が開発するスクールタクトとeboardの動画教材を連動させる新しい実証実験を2025年度から開始する予定だ。同実証では、スクールタクトで作成した単元に連動してeboardの動画教材を表示し、児童生徒が自由に選択して学習できる環境を提供する。この取り組みでは、自由進度学習などの個別最適な学びにおいて動画教材を活用し、児童生徒の「つまずき」を解消することが狙いだ。

スクールタクトの「単元自動作成」機能からワークシートに関連した動画教材を表示できるようにする(イメージ)

eboardは、自治体の教育支援センターや校内支援センター、メタバース空間など、多くの自治体で不登校支援に利用されている。スクールタクトとの連携によって、これまでeboardだけでは難しかった、教員・支援者と児童生徒とのやりとりを強化し、メタバースや自宅で学ぶ児童生徒への学習支援を充実させるとしている。