こどもとIT BookLab
生成AIパイロット校・相模原市立中野中学校の実践が書籍に
2026年2月5日 06:30
明治図書出版は、2025年10月24日に『AIと仲間と学び合う 生成AI×対話×仲間=新たな学びの領域へ』を刊行した。同書は、文部科学省の生成AIパイロット校である相模原市立中野中学校での試行錯誤をまとめた1冊で、AIを活用した授業デザインと校内研修の具体的な手法を提示している。
同書では、序章から第6章を通して、生徒の学びと教員の指導がどのようにアップデートされたかを解き明かしている。主な特徴は、中学校における16の授業実践事例とともに、指導案の略案やそのままコピーして利用可能なプロンプト集を掲載している点だ。
同校ではAIを単なる効率化の道具にとどめず、対話を促進する「バディ」として位置付けることで、生徒同士の協働的な学びの中にAIをどう組み込むかという枠組みを具体的に解説。各教科や総合的な学習の時間におけるAIリテラシー育成のプロセスを体系的に把握できる。
また、個別の実践報告のみならず、学校全体でICT活用を推進するための校内研修システムや、組織運営の視点も盛り込んだ。教員・生徒へのインタビューを通じた活用成果の検証に加え、専門家による学習科学の観点からの解説も付記されており、多角的なデータに基づいた現状分析がなされている。
相模原市立中野中学校 総括教諭の梅野 哲氏は、同書の「はじめに」で「生成AIを活用しないと到達できない学びの領域がある」と述べており、「『生成AIがなくても十分授業はできる』と思っている先生方にこそ、手に取っていただきたい」と書き記している。
目次(抜粋)
はじめに
序章 人と共に学びAIと共に学ぶ相模原市立中野中学校の取り組み
第1章 深い学びへとつなげる協働学習システム「学びのスタンダード」
第2章 人間とAIで拓く新たな相互作用
第3章 授業を深化させる校内研修システム
第4章 生成AIを活用した授業デザイン&実践
指導案(OCお知らせ票)について
[生成AIを活用した授業実践]
01【1年・英語】もらってうれしくなるようなハガキを書こう
02【2年・美術】制作の過程の中で工夫した点を共有しよう
03【1年・数学】学級の生徒のデータを分析して国内の平均データと比較してみよう
04【3年・数学】相似を使って黄金比を求められるようになろう
05【3年・音楽】対話と鑑賞を同時進行で音楽を言語化しよう
06【3年・英語】外国人向けの防災動画をつくろう
07【2年・体育】空間を活用し,課題を仲間に伝えよう
08【特別支援学級】ことばを「言い換えて」みよう!
09【1年・社会】アマゾンの開発について議論しよう
10【2年・数学】箱ひげ図や四分位数を使って理想の物件さがしをしてみよう
11【3年・保健】なぜ感染症のリスクが「0」にならないのか説明してみよう
専門家の視点から ①ジグソー法とChatGPTを活用した保健
12【3年・理科】科学技術の発展は幸か不幸か?
13【3年・国語】小論文を校正・推敲してよりわかりやすい文章に
専門家の視点から ②画像生成AIの特徴を生かした国語科
生成AIを活用した授業設計シミュレーションの実践事例
「連文節の働きについて理解しよう」授業シミュレーションの結果
「科学技術の発展は幸か不幸か?」授業シミュレーションの結果
第5章 生徒と教師の視点から見る生成AI活用の成果
第6章 ログ記録とアンケートから見る生成AI活用の成果とその先へ
おわりに 質の高い,深い学びを実現していくために
書誌情報
書名:AIと仲間と学び合う 生成AI×対話×仲間=新たな学びの領域へ
著者:梅野 哲、益川弘如、豊田大登(編著)、相模原市立中野中学校(著)
発売日:2025年10月24日
定価:2,310円(本体2,100円+税10%)
判型:A5判
ページ数:168ページ
ISBN:9784184308220
発行:明治図書出版株式会社






























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