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惺山高校、校内にローカルLLM環境を導入 生徒が「自分専用AI」づくりに挑戦
2026年2月4日 06:30
株式会社TERRAISEは、株式会社サードウェーブと協力し、学校法人山本学園 惺山高等学校(山形県山形市)において、インターネットを経由せずに校内サーバーのみで動作する「ローカルLLM」環境を構築した。あわせて、その環境を活用した特別講義を2025年10月30日に実施したと発表した。
一般的なクラウド型の生成AIサービスは、入力データが外部サーバーに送信される仕組みであるため、生徒の個人情報や成績、内面に関わる内容の流出が課題とされてきた。これに対しTERRAISEは、サードウェーブとローカルLLM環境の解決策を提示。情報漏えいリスクが物理的に存在しない環境を整えることで、安心・安全にデータをAIで扱えるようにした。
惺山高校に導入されたのは、NVIDIA DGX Sparkをベースにした、NVIDIA GB10 Grace Blackwell Superchip搭載の「ASUS Ascent GX10」。1ペタフロップス(PFLOPS)の高速AI演算を実現する同モデルは、128GBのメモリ搭載時で最大2000億パラメータを持つ大規模AIモデルの微調整(ファインチューニング)もスムーズに実行可能だという。
TERRAISEは同環境を利用し、生徒が自身の志向に合わせて開発できる3つのコースを用意。生徒たちは、事前講義・集中講義・成果発表のフェーズを通じ、要件定義から実装、デプロイメントまでのプロセスを体験した。
AIアプリ開発実践講座では、AI搭載コードエディター「Cursor」と「Gemini CLI」を活用して、課題解決型アプリケーションを実装。自然言語によるコード生成を活用しながらログを解析し、AIと対話しながらデバッグを行っている。
さらに、My AI開発講座では生徒個人の価値観や経験則を学習データとして組み込む「自分専用AI」を構築。生徒たちはローカルLLM環境とRAG(検索拡張生成)技術を利用することで、汎用モデルでは再現できない、個人の文脈を理解した「パーソナライズAI」の実装に挑戦した。
ローカル動画生成AI講座では、オープンソースの動画生成モデルを利用し、テキストや静止画から動画を生成。生徒たちは生成物の品質管理手法を習得するほか、著作権・肖像権・バイアス(偏見)に関するAI倫理を学習。試行錯誤を繰り返し、意図した物理法則や時間的整合性を持つ映像コンテンツを生成している。
当日は単なる座学ではなく、ハンズオン形式で進行。生徒はエラー画面を前に原因を推論したり、休み時間にパラメーターを微調整したりするなど、問題解決に没頭していたという。

























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