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eboard、不登校に関する法令・制度について学べる動画を期間限定で無料公開

eboard、不登校に関する法令・制度について学べる動画を期間限定で無料公開

NPO法人eboardは、不登校・子ども支援団体研修プログラムeDojo内の講座「不登校に関する法令・制度」のレクチャー動画を、8月25日から9月8日までの期間、無料公開している。夏休みが終わり、1年の中でも不登校が増加する時期に合わせ、不登校の子と関わる教育・学習支援者、保護者などに役立ててもらうことが狙い。

2022年10月に文部科学省から発表された「令和三年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」では、不登校児童・生徒の数は、過去30年間で最大の4万8,813人増となり、過去最多の24万4,940人に上った。

不登校児童・生徒数の推移

さらに、このうち36.3%の子が「相談・指導等を受けていない」状態にあることも明らかになった。教員の多忙な勤務実態が課題として浮かび上がる中、様々な背景から不登校となった子どもたちをサポートする人材が学校内外で不足している。

NPO法人eboardは、「相談・指導を受けていない」状態を改善していくために、中長期的なサポート人材育成の仕組みづくりが不可欠だと考え、不登校・子ども支援団体研修プログラム eDojo (イー道場)を、2023年6月よりスタートした。

eDojo [イー道場]

eDojoは、不登校支援に取り組むフリースクールや、子ども支援団体の職員・ボランティア等を対象とした研修プログラム。多忙な教育・支援現場でも利用しやすいよう、1本8分未満のレクチャー動画で構成されたeラーニングと、組織内での学習を進めるワークショップを組み合わせたハイブリッド型のプログラムとなっている。

プログラム内の講座は、対人支援のための教育心理、学習支援、こども家庭福祉の3分野、フリースクール等民間団体の運営のための組織運営分野の計4分野で構成されており、各分野について、大学教授や実践団体との監修・協同制作により開発された。

9月8日まで無料公開される「不登校に関する法令・制度」講座では、不登校支援に関わる組織と役割、法令と制度について、基礎的な理解に役立つ内容を収録。学校内外でのICT等を活用した学習活動による「出席扱い」の要件などについても、通知等を基に分かりやすい言葉で解説している。

なお、不登校・子ども支援団体研修プログラムeDojoは、2023年6月のスタート以降、約10団体が受講しており、この度、新たに受講を開始する10団体公募する(参加には、利用料金が必要)。今回の公募について、9月11日(月)12時から、また9月29日(金)20時よりオンライン説明会を開催する。