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石川県珠洲市、不登校の子ども・家族を受け入れる教育移住を目指す

教育ジャパン3776と包括連携協定を締結

 石川県珠洲市は、教育ジャパン3776地域コンソーシアム(以下、教育ジャパン3776)と包括連携協定を締結、地域創生と新しい教育の融合「教育移住プロジェクト-そして新しい珠洲のまちづくりへ―」について相互に連携・協力する。

 具体的な取り組みとしては、不登校をはじめとしたさまざまな要因で学校に行けない子供たちを家族ごと珠洲市に迎える「教育移住」を目指す。全国に先駆けて実施することで「石川モデル」として全国に広めることを検討している。

 さらに、珠洲市での自然と共生した暮らしや伝統文化を親子で没頭する体験活動をリアルとオンラインの併用で行なうなど地域の特色を活かした体験活動を行なうほか、EdTech学習教材を併用して学校教育としての出席や成績認定もできる地域特例校の設立等も検討する。

 協定を結んだ背景としては、珠洲市は地域特性を生かして子供たちの可能性を見出したいとの希望があったほか、市内にある空き家の活用により家族の移住の促進につなげたい考えがある。また、教育ジャパン3776は、不登校の子供たちが主役となる教育と地域創生のかたちを社会に普及させることが目的としている。