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岐阜県美濃市、「保育園留学」を開始

歴史的な街並みが守られている地域に親子で1〜3週間滞在

株式会社キッチハイクと岐阜県美濃市は、地域と子育て家族をつなぎ、未来を作る留学プログラム「保育園留学」を認定こども園「美濃保育園」でスタートした。2022年10月末〜2023年3月までの枠を募集開始している。

「地域の価値を拡充し、地球の未来へつなぐ」をミッションに掲げるキッチハイクは、地域と子育て家族をつなぎ、未来をつくる留学プログラム保育園留学を展開している。子どもにとっては幼少期に大自然に触れ、心身ともに健やかに育つ環境を。両親には、働きながら、子育てしながらも多様な選択肢を。地域には、子育て家族を招き、地域経済への貢献をもたらすという。

美濃保育園は2021年より北海道厚沢部町で開始し、約130家族が申し込んだ(2022年9月現在)。その後、熊本県天草市と新潟県南魚沼市でも開始して、美濃市が全国4拠点目となる。

今回の保育園留学は、歴史的な街並みが守られている美濃市中心エリアに1週間から3週間家族で滞在できるプログラム。滞在中は街中の連携宿泊施設を利用できる。

美濃市での保育園留学の特徴

留学先の美濃市は、岐阜県南部に位置し、清流長良川と緑濃い山々に囲まれている。ユネスコ無形文化遺産に登録された「本美濃紙」の産地であり、まちの中心部『うだつの上がる町並み』には、伝統的な建造物が軒を連ねrう。豊かな自然と文化といった暮らしの資源に溢れている。

特徴① のびのびとした自然体験と木育体験

美濃保育園は、地域のお寺のなかにある保育園。子どもたちは広々した敷地のなかで、のびやかに遊びまわる。時には森に繰り出したり、畑で育てた季節の野菜を収穫したりと、日常的に自然にふれながら過ごす。

また、約80%が森林の美濃市では、近隣に先駆けて「木育」を行っている。美濃保育園の園舎は天然の地元木材製で、おもちゃも木ばかり。木と生きる感性豊かな心をはぐくむ。

特徴② 伝統的なまちでのコンパクトな生活

保育園・宿泊施設・シェアオフィスは、全長1kmの伝統的な「うだつの上がるまち並み」周辺にコンパクトにまとまっている。コンビニやさまままな飲食店も徒歩で訪れることができ、伝統的なまちでの暮らしを満喫できる。

特徴③ 高付加価値の古民家空間での滞在・仕事

期間中、2ヶ所に滞在できるプランを用意している。滞在の半分以上は、和紙の豪商がつくりあげた空間を使った古民家ホテル「NIPPONIA美濃商家町」で非日常な暮らしを体験。もう一つの宿泊地「WASITA HOUSE」には専用キッチンやランドリーが付帯しており、一棟貸しの貸切利用で快適な日常を過ごせる。

また、リモートワーク環境として、150年の伝統ある長屋をリノベーションした、まちごとシェアオフィス「WASITA MINO」を利用できる。古民家木造の佇まい、オフィス裏に広がる芝生スペース、和紙で覆われた壁に加え、高速Wi-Fi、モニター、プリンターといった設備を用意している。

特徴④ 野生を開放して遊ぶ自然遊び

山々に囲まれた美濃では、週末家族で自然とおもいっきり遊べる。森に入り、野生を解放する体験ができる森林総合教育センター「morinos(モリノス)」や、日本三大清流のひとつである長良川での川遊びなどが体験できる。