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美濃市の高校生「未来創造課」が防災啓発コンテンツを制作

体験型防災フェスタを武義高等学校で10月6日に開催

美濃市の課題解決に取り組む高校生の「未来創造課」が防災啓発コンテンツとしてかるたや動画を制作

岐阜県美濃市は、2024年10月6日(日)に「美濃市体験型防災フェスタin武義高」を開催する。同イベントは、美濃市未来創造課が主催するもので、地域の高校生たちが防災に関する企画・運営を担当している。

美濃市未来創造課は、岐阜県立武義高等学校の生徒のみで構成された特別な課で、美濃市役所内に設置されている。同課は、これまでに美濃市民花火大会の有料観覧席を企画するほか、美濃市の観光スポットのPR活動などを実施している。

今回実施するイベントでは、「美濃市 防災かるた」を使った大会を開催する。このかるたは、美濃市のマスコットキャラクター「うだつ君」をモチーフとして、子供からお年寄りまで楽しめるよう工夫した。

美濃市 防災かるた

さらに、地震時の避難所や災害時における対応策などを紹介する防災意識啓発動画「武義高生が考える災害への備え」を制作。市内在住者を対象にオンライン広告で配信する予定だ。

防災意識啓発動画「武義高生が考える災害への備え」

同イベントでは、どうしたら多くの人に参加してもらえるかを検討し、災害時に役立つ知識や技術を体験できるコーナーを多数用意。VRを使った災害体験や地震体験車を利用した揺れのシミュレーション、模擬避難所の展示など、実際に体感しながら学べる内容を充実させた。また、災害時の野外炊事や防災クイズなど、家族で楽しめるアクティビティも用意している。

イベントチラシのイメージ

同イベントの運営には、武義高等学校のビジネス情報科の2年生と3年生がスタッフとして参加。事前準備から当日の運営までを担当し、市民が楽しく防災について学べるようサポートする。また、全小中学校・幼稚園生徒にイベントチラシを配布するほか、告知動画による周知活動も行う。

イベント告知動画

未来創造課の高校生たちは、主体的に市の課題を発見して、解決策を提案する活動を行っており、市政に若い世代の視点を反映させることを目指している。