ニュース

保護者の8割が地震リスクを懸念、9割は子供用GPSに高い期待、ドリームエリア調査

ドリームエリア株式会社が「災害への備え」について保護者21,609名にアンケートした調査結果を発表

学校向け連絡網サービス「マチコミ」や子供見守りGPSサービス「みもり」を展開するドリームエリア株式会社は、自然災害への備えに関するアンケート調査を実施した。調査の結果、90%以上の保護者が地震や台風といった自然災害に対して不安を感じていることが明らかになった。

同調査は、2024年9月13日から9月17日の期間にマチコミを利用する全国のユーザーを対象に実施したもので、未就学児から大学生の子供がいる保護者21,609名から回答を得た。

地震・台風・大雨といった自然災害については、高知県で「とても不安を感じている」という回答が多く、南海トラフ地震のリスクが影響していると考えられる。また、石川県や宮崎県も不安感を抱く保護者の割合が高い。

「地震、台風、大雨などの大きな自然災害に対して不安を感じているか?」

最も不安に感じる自然災害については、すべての地域で地震に対する不安が大多数を占め、81%の保護者が地震リスクを懸念していることが明らかとなった。

「最も不安に感じている自然災害は何か」

同社は、地震の発生頻度が全国的に増加していることや、2024年の元日に発生した能登半島地震をはじめ、東日本大震災の記憶がまだ新しいことも不安を増幅させている要因と分析している。

一方、自宅や周辺の災害リスクに関しては、4割の保護者が「とても安全」または「どちらかといえば安全」と回答している。ただし、「どちらとも言えない」という回答も同程度あり、ハザードマップや避難場所の把握など、事前の備えが重要といえるだろう。

「自宅や周辺地域は、自然災害に対してどれくらい安全だと感じるか?」

「子供と被災時の待ち合わせ場所を決めているか」という設問では、南海トラフ地震帯に近い地域で、事前に待ち合わせ場所を決めている家庭が多く、香川県では8割に達している。一方で、北海道や東北地方は、待ち合わせ場所を決めていないという回答が多い。

「子供と被災時の待ち合わせ場所を決めているか」

同調査では、子供用GPSの期待が高く、9割以上の保護者が災害時の有用性を認めている。しかし、3割弱の保護者が「役立つと思うが、災害時に動作するか不安」との懸念も示しており、災害時の通信インフラに対する不安感が見て取れる。

「被災時に子供の居場所を把握できる『子供用GPS』は役立つと思うか」

同社は、「聞く・話す」「見守る」「知らせる」機能を兼ね備えた子供用見守りGPSサービス「みもりGPSトーク」を提供しており、災害時の安心感を支えるツールとしても利用可能となっている。