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LINEで避難場所を確認「デジ町防災LINE」全国版をリリース

災害が頻発する地域の学校や自治体などに有効

LINEを利用した防災サービス「デジ町防災LINE」全国版をリニューアルリリース

 アニバーサリーコンシェル株式会社は、LINEを利用した防災サービス「デジ町防災LINE」全国版をリニューアルリリースした。現在地から半径3km圏内の避難場所を近い順に表示するほか、安否発信などが可能。誰でも無料で利用できるが、学校や自治体、企業、団体などが利用する場合は協定締結が必要。

 「デジ町防災LINE」は、もともと高知県を主体とする「デジタル町一丁目」サービスにあった全国対応の防災機能。今回、全国のユーザーが使いやすいように地域色をなくし、防災機能を切り出した「デジ町防災LINE」としてリニューアルした。

「デジ町防災LINE」の機能

 個人ユーザーはLINEの「友だち追加」ですぐ使え、旅行中や自宅外にいる際にも即座に避難場所を検索できる。避難場所を洪水や地震といった災害種別に応じて表示でき、地図アプリで避難経路の確認も可能。

安否発信機能では、安否メッセージと現在地情報を発信可能で、LINEの「友だち」だけでなく、ほかのSNSから不特定向けの拡散発信もできる。さらに、自分の居場所やメッセージを発信できる防犯ネット機能も搭載している。

「デジ町防災LINE」の使い方

 検索に利用する避難場所情報は、2024年4月版の国土地理院の「指定緊急避難場所データ」11万3490カ所について、連携協定を締結した自治体から提供された避難場所情報で、現在は高知県室戸市、香南市の情報を掲載している。