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山形県のDXハイスクール推進、デジタルハリウッドが採択校21校を伴走支援

デジタルハリウッド株式会社が、2025年6月より「山形県高等学校等DX加速化推進にむけた域内横断的な取組事業企画・運営業務」を始動

デジタルハリウッド株式会社は、山形県から委託を受け、2025年6月より「山形県高等学校等DX加速化推進にむけた域内横断的な取組事業企画・運営業務」を担当することを2025年7月8日に発表した。

この取り組みは、全国47都道府県が進める「DXハイスクール(高等学校DX加速化推進事業)」の一環である。山形県は公立・私立を含む21校の高校が連携し、学校間・地域間の壁を越えた「学びのネットワーク」を形成。未来を担うデジタル人材を育成し、「山形モデル」としての先進事例を全国へ発信する予定だ。

同事業では、教員研修や21校の取り組み事例発表、生徒向けの実践講座、成果発表会(コンテスト)、伴走支援の5つの柱を通じて、生成AIやデータサイエンスなどの先端分野に対応できる人材の育成を目指す。教員向け研修では、プログラミング、ビッグデータや生成AIを活用した課題解決、ネットワークセキュリティ、メタバース活用など、幅広いテーマを扱う全10回の講座を提供するという。

生徒向けの実践講座では、エンジニアと起業の学校「G's」が主催する2日間の集中キャンプ「G's YOUTH CAMP YAMAGATA」を通じ、アプリ開発などを体験できる機会を提供。生徒たちは「課題解決力」「企画力」「プレゼン力」を磨きながら制作物を成果発表会で発表する予定となっている。

デジタルハリウッドは、オンライン面談や質疑応答が可能なコミュニケーションツールを利用してDXハイスクール採択校における取り組み状況を把握。高校の情報教育に知見を持つ専門人材などから指導・助言を実施する方針だ。