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鳥取県が中学校に「スクールAI」を導入、英語の個別最適化学習を実践
2025年8月21日 11:00
株式会社みんがくは、鳥取県教育委員会との連携により、教育特化型生成AI「スクールAI」を鳥取県内の中学校に提供したと発表した。導入対象は、智頭町立智頭中学校と米子市立尚徳中学校の2校で、生徒365名にアカウントを提供し、英語の「話す」「書く」能力の向上を目的とした授業実証が行われる。
この取り組みは、文部科学省が実施する令和6年度「英語教育強化事業(AIの活用による英語教育強化事業)」において鳥取県教育委員会が「AI英語モデル校事業」と「AI英語活用リーダー事業」に採択されたことをうけて実施。AI技術を活用した英語教育の実践と普及モデルの構築によって、生徒の英語力強化と教員の指導力向上を目指すものだ。
スクールAIは、英語学習においては対話型の英会話トレーニングや、英文の添削と即時フィードバック、学習履歴に基づいた語彙(ごい)・文法の定着支援、課題作成や添削補助、指導案の提案機能を利用できる。導入にあたっては、みんがくが技術サポートと研修提供、運用支援を行い、現場での活用を後押しする。
みんがくは、「教育×テクノロジー」を軸にしたサービス開発や研修支援を行っている。今後も全国の学校や教育委員会と連携しながら、AIを活用した学びの質の向上と教育現場の課題解決に取り組む方針だ。