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GPT-o1-previewを「スクールAI」試験版に実装、みんがく

株式会社みんがくが開発・運営するスクールAIに、米OpenAIが発表した新たなAIモデル「GPT-o1-preview」を実装

株式会社みんがくは、同社が提供する教育特化型AIアプリ作成プラットフォーム「スクールAI」において、米国のOpenAIが開発した最新のAIモデル「GPT-o1-preview」を試験導入したことを2024年9月14日に発表した。

GPT-o1は、数学や推論能力を必要とする分野で高い性能を発揮する。国際数学オリンピック(IMO)の予選試験では、GPT-4oの正答率が13%のところ、GPT-o1は83%というスコアを達成した。数学以外にも、物理学や化学、生物学の分野で複雑な問題を解決できるように設計されている。

スクールAIは、生徒の学齢に応じたカスタマイズが可能で、学習履歴や思考過程を詳細に記録する機能を備えている。各生徒の思考過程はログから確認できるため、教員がより効果的な指導を実現できるという。

学びにおける悩み事とスクールAIのメリット

さらに、文部科学省のガイドラインに対応し、ハルシネーション(AIが誤った情報を生成する問題)のリスクを最小限に抑える機能を備え、個人情報を学習しないように設計されている。

株式会社みんがくは、教育分野における生成AIの活用を推進しており、GPT-o1-previewの導入によって生徒の学習効率向上や個別指導の最適化が期待される。