ニュース

生成AIアプリ「歴史人物シミュレーター」の実証実験モデル校を募集、みんがく

歴史上の人物と会話できる生成AIアプリ「歴史人物シミュレーター」の実証実験モデル校について募集を開始

株式会社みんがくは、玉川大学濵田研究室(濵田英毅教授・日本史学/STEAM教育)との共同開発による生成AIアプリ「歴史人物シミュレーター ~対話を通じて歴史を紐解く~」の実証実験モデル校について募集を開始した。

同アプリは、旺文社の書籍データをデータベースとして利用し、歴史上の人物と対話できる。歴史上の人物に対して自由に質問し、その時代背景や出来事について深く学ぶことが可能で、対話を通じて実践的かつ体験的な学習が可能になるという。

データベースに旺文社の書籍を利用

同研究室との共同開発では、濵田教授の監修のもと、歴史的事実に基づいて歴史上の人物をモデル化したチャットボットを開発した。濵田教授は、生成AIの進化が本質的な歴史の学びを可能にすることに触れ、「歴史上の人物が『なぜその決断をしたのか』『その選択の背景には何があったのか』を知ることで、より歴史が身近に感じられるようになる」とコメントしている。

歴史上の人物と対話が可能

同アプリでは、Microsoft Azureのセキュリティ基準に準拠したChatGPT環境を搭載。生徒の利用履歴を確認するほか、データ出力が可能だ。

実証実験モデル校の募集は、先着10校限定となっており、トライアル入力フォームより応募が可能だ。なお、福島県立光南高等学校の鈴木博幸教諭の協力のもと、「歴史総合」「日本史探究」の授業において「歴史人物シミュレーター」を活用した授業実践が行われる予定となっている。