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Duolingo、音楽コースと数学コースの無料提供を開始
2024年10月29日 10:03
語学学習アプリDuolingoを開発・提供するDuolingo, Inc.は、日本国内のユーザー向けに音楽コースと数学コースの提供を開始すると10月29日（火）に発表した。
Duolingoは、これまでに42の言語を対象とする100以上のコースを提供しているが、新たに音楽コースと数学コースを追加することで、ユーザーは1つのアプリ内で言語・音楽・数学の教科を切り替えて学習できるようになる。
音楽コースでは、リズムの理解、楽譜の読み方、高音と低音の聞き分けといった基本的なスキルから画面上のキーボードを利用して楽曲を演奏するスキルをサポートする。コースの利用料は無料で、ゲーム感覚のレッスンを通じて、誰でも無理なく継続できる学習体験を提供するという。
同コースはSony Musicと提携しており、ホイットニー・ヒューストンやシンディ・ローパー、メーガン・トレイナーといった有名アーティストの楽曲をアプリ内で演奏できる。
●Sony Musicとの提携により、Duolingoで演奏可能な楽曲（一部）
- エイメリー（Amerie）「Why Don't We Fall In Love 」
- ホイットニー・ヒューストン（Whitney Houston）「My Love Is Your Love」
- シーア（Sia）「Move Your Body」
- ピンク（P!nk）「Courage」
- シンディ・ローパー（Cyndi Lauper）「True Colors」
- ザ・チェインスモーカーズ（The Chainsmokers）「Cyanide」
- ダヴ・キャメロン（Dove Cameron）「Girl Like Me」
- メーガン・トレイナー（Meghan Trainor）「Made You Look」
- エラ・ヘンダーソン（Ella Henderson）「Yours」
- ラビリンス（Labrinth）「Kill For Your Love」
- ウォーク・ザ・ムーン（WALK THE MOON）「Different Colors」
なお、子供向けの3弦ギターを開発する楽器メーカーの「Loog（ルーグ）」と連携し、Duolingo初のハードウェアとしてデジタルピアノの販売も開始する（国内での発売日と価格は未定）。同製品は、3オクターブの音域に対応し、内蔵バッテリー充電式となっている。さらに、スピーカーを内蔵するほか、USB経由のMIDI機能とヘッドフォン端子を装備する。
同製品はピアノ練習アプリとは異なり、鍵盤の感触や力加減を体感しながら学ぶことができるのが最大の特徴だ。
また、数学コースでは、日常生活で役立つ基礎的な計算力の習得を目指し、四則演算や分数・小数の計算、面積や角度の問題などを無料で学ぶことができる。ゲーム感覚で楽しく学べるコンパクトなレッスンで構成しているため、学齢期の子供はもちろん、大人の脳トレとしても最適だという。
●数学コースで学べる項目（一例）
- 掛け算（九九、可換性、連想性、多因数）
- 割り算（割り算表、偶数と奇数）
- 分数（分数、仮分数、帯分数、分数の比較）
- 面積と周囲長
- 位取り（10と100の四捨五入、四捨五入の計算、10倍算、3つの数の足し算と引き算）
- 幾何学（角度、平行線と垂線、四角形の分類）
- 測定（時計の読み取りと設定、定規による測定、メートル法への変換）
- 小数（浮動小数点数、分数と小数の変換、小数の演算、小数の比較）
同社は、今回追加する2コースについても、双方向型の学習や学習者の得意・苦手分野に応じたレッスンの最適化など、独自の教授法「Duolingoメソッド」を活用する。そのほかに、経験値の獲得や連続記録の更新、励ましのメッセージなど、学習意欲を持続する工夫を数多く凝らしている。