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物価高で削ったのは外食費、削れなかったのは教育費――無料学習アプリ利用は増加

Duolingo, Inc.が、中学生または高校生の子供を持つ保護者1,100人を対象に、「高校無償化と家計・教育費に関する意識調査」を実施(出典:Duolingo, Inc.、以下同じく)

Duolingo, Inc.は、中学生または高校生の子供を持つ保護者1,100人を対象に実施した、「高校無償化と家計・教育費に関する意識調査」の結果を発表した。

この1年で物価上昇により家計が厳しくなったと答えた保護者は、「非常に厳しくなった」と「やや厳しくなった」の合計で80.8%だった。一方、削減した支出では「外食費」(44.3%)が最多で、「旅行/レジャー」が39.7%、「食費」の39.2%と続き、「教育費(習い事ごと)」を減らしたという回答は9.6%にとどまった。

「教育費(習い事ごと)」を減らしたという回答は9.6%

高校無償化に関する設問では、「非常に助かっている/非常に助かる見込み」(26.2%)と「ある程度助かっている/ある程度助かる見込み」(32.1%)を合わせた58.3%が肯定的な回答を示した。過半数が無償化を歓迎している一方で、「わからない」(6.7%)や「高校無償化について知らない」(3.3%)も合わせて1割程度存在している。

高校無償化が「家計に助かる(または助かる見込み)」と感じる保護者は過半数以上

授業料負担が軽減された(または軽減見込みの)お金の使い道を聞いたところ、「生活費(食費など)」が43.5%で最多となり、「貯蓄」が30.9%、「塾/予備校」が22.8%で続いた。

無償化で浮いたお金の使い道は「生活費(食費など)」「貯蓄」「塾/予備校」が上位に

授業料以外の年間自己負担額については、「10~30万円未満」が最多(28.7%)で、「30万円以上」の合計は30.4%にのぼった。内訳は、「修学旅行費」(60.6%)、「制服代」(60.2%)、「教材費」(57.7%)、「塾/予備校費」(50.1%)が上位に並んでいる。

授業料以外の年間自己負担額は「10~30万円未満」が最多
自己負担が発生する費用の内訳は、「修学旅行費」「制服代」「教材費」「塾/予備校費」が上位

今後の教育費については、「できるだけ増やしたい」が14.7%、「現状維持」が53.8%で、合計の68.5%が維持または拡大を望んでいることがわかった。

家計が苦しくても「教育費は維持・増やしたい」が約7割

家庭での学習アプリ利用も調べたところ、「よく利用している」は8.6%、「ときどき利用している」は20.9%だった。現在使っている学習アプリの種別では、「無料アプリが中心」が43.4%、「無料と有料の両方」が19.4%で、無料アプリを使う層は合計で62.8%となっている。

合計で29.5%が「学習アプリを利用中」と回答
合計で62.8%が無料アプリを活用

無料アプリ利用者に物価高の影響を聞いたところ、「無料アプリの利用が増えた」は39.7%だった。利用理由は「費用がかからない」が52.0%で最も多く、「学校学習の補助として」が50.0%、「スキマ時間で使える」が46.1%で続いた。

無料アプリの利用が増えたと答えた保護者は約4割
利用理由の1位は「費用がかからない」
調査概要
調査名:高校無償化と家計・教育費に関する意識調査
実施主体:Duolingo
調査方法:インターネット調査
調査期間:2026年3月
対象:中学生または高校生の子供を持つ保護者
有効回答数:1,100名