ニュース
Duolingoが文科省の制度に参画、英語教員は「Duolingo English Test」を75%OFFで受験可能に
2025年9月26日 08:30
語学学習アプリ「Duolingo」を開発・提供するDuolingo, Inc.は、文部科学省が実施する「小・中・高等学校教員を対象とした英語資格・検定試験の特別受験制度」に参画したことを発表した。
同制度により、小・中・高校で英語を教える教員は、「Duolingo English Test(以下、DET)」を通常価格の75%OFFとなる17米ドルで受験可能だ。受験場所や時間の制限がなく、短時間で完結するオンライン試験として、教員自身の英語力向上や指導力の強化に活用できるという。
DETは、予約不要で好きなときに受験できる英語能力認定試験。インターネット環境があれば自宅でも受験が可能で、リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングの4技能すべてについて短時間で測定が可能。試験結果は通常48時間以内に通知され、世界6,000以上の大学や教育機関で採用されている。
文部科学省はこれまでも、英語教員の資質向上を目的とし、英語資格・検定試験の特別受験制度を他団体と連携して提供してきた。今回の連携は、「場所や時間に縛られない英語力評価手段の拡充」という点が特徴。
Duolingoでは、同制度への参画について、「英語教員が、教育現場で必要な英語力や指導力を安心して高めていける環境を提供したい」とコメント。参加人数の上限は設けず、希望するすべての教員が利用できるとしている。
同社は今後も、「公平でアクセスしやすい英語能力評価の選択肢」として、学習者と教育者に対する支援の拡充を目指す方針だ。