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3~8歳のアプリ教材「トドさんすう」、国内小学校に初導入

「トドさんすう」が清瀬市立清明小学校の特別支援学級および通常学級に導入

Enuma Japan合同会社は、算数学習アプリ「トドさんすう」が東京都清瀬市立清明小学校の特別支援学級と通常学級で導入されたことを発表した。同社が提供する算数学習アプリ「トドさんすう」は、アメリカや韓国の学校で広く使用されているが、日本国内での導入はこれが初となる。

トドさんすうは、3歳から8歳を対象とした算数アプリで、学びに困難さを感じる子供に向けて設計されている。直感的でわかりやすいインターフェースが特徴で、指を動かすのが難しい子供が簡単に数字を入力できる「キーパッド」のほか、「左利きモード」といった機能を備えている。

10までの数を数え、図形の名前を学ぶ
20までの数を数え、5以下の足し算と引き算を学ぶ

清瀬市立清明小学校では、特別支援学級「あおぞら」(10名)と小学2年生の通常学級(64名)で「トドさんすう」を導入し、授業や宿題で活用している。特別支援学級では、10分から15分ごとに時間を区切った学習に利用。一斉学習と児童一人ひとりの個別学習を確保し、児童は個々のペースで学びに取り組んでいるという。

同校では、初めてトドさんすうに取り組んだ児童がタブレットを両手で抱えて教員に近づき、「ねぇ! 先生見て! わかるよ! 私、わかるよ!」と目を輝かせて教えてくれたという。中田菜穂教諭は「自分の段階に合った学習環境を整えることが大切で、自ら学ぶ楽しさを感じる教材として活躍している」とコメントしている。

トドさんすうを利用した児童からは、「ひらがなや音声で問題が出るのもいいし、自分で動かして、自分でできるのがうれしい!」「面白くてわかりやすい。自分からやりたくなる感じ!」「算数は苦手だけど楽しくできる。わかりやすく解き方を教えてくれて、ゲーム感覚ですることができる」と感想を述べている。