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小学校のお受験対策、家庭学習アプリ「マジタク」による学習効果を発表

AIが苦手と得意を分析、自動問題印刷で子供の家庭学習を習慣化

日株式会社MagicAl Passが家庭学習習慣化プログラム「マジタク」の実証実験に関する結果を発表

株式会社MagicAl Passは、AIを搭載した家庭学習習慣化プログラム「マジタク」の実証実験を実施し、その結果を発表した。

マジタクは、家庭学習で毎日のテスト結果を分析して、子供の不得意分野を可視化し、学習すべき問題をAIが選んで出題するアプリ。自宅にあるプリンターと連携し、決まった時刻にオリジナルの問題セットを自動で印刷する。

AIが子供の不得意分野を分析し、習熟度に沿った問題を選んで自動印刷する

実証実験には、小学校や幼稚園などの受験対策を提供する幼児教育機関「伸芽会」の会員20世帯が参加し、マジタクの学習効果と使用感を検証した。アンケート結果によると、利用者の9割が「苦手克服ができた」と回答し、6割の利用者は「学習が継続しやすくなった」と回答している。

実証実験の結果

家庭学習においては、保護者が子供の勉強を見る時間を確保できない点や子供がすぐに飽きてしまう、子供に合った勉強法がわからないといった課題がある。マジタクは、毎日設定された時間にプリンターから自動で学習問題が印刷されるので、子供が自発的に学習を進められ、家庭学習が習慣化しやすい。

家庭学習における課題

また、アプリを利用して子供の得意な分野や不得意分野を簡単に把握できるため、子供の成長を把握しやすく、効果的なサポートが可能となるという。

感情に訴える要素を取り入れることで、子供たちの学習意欲を高める工夫がされており、プリントにはキャラクターの「ぼんじり」による子供たちへの応援メッセージやアドバイスも含まれる。不定期に「当たり」が出ることもあり、子供が「学ぶことは楽しい」と感じられるようになっている。

キャラクター「ぼんじり」による子供たちへの応援メッセージ

アプリの利用者からは、「これまでは難しい問題を子供にやらせて、『何でできないの?』と声かけをしていたが、マジタクはバランス良く問題が出題されるので、子供がモチベーションを保ちながら学べるようになった」「プリンターから印刷されるのが楽しく、自分でプリントを運んで問題を解く習慣が身に付いた」という声が寄せられている。

MagicAl Passは、実証結果を踏まえ、マジタクを2024年11月末に製品化することを予定している。

【マジタク】実際の利用者の声