みんがく、「スクールAI」に探究学習支援アプリを公開

株式会社みんがくが、教育プラットフォーム「スクールAI」において、新アプリシリーズの提供を開始（出典：株式会社みんがく）

　株式会社みんがくは、自社が開発・運営する教育プラットフォーム「スクールAI」において、新アプリシリーズの提供を開始する。その第1弾として、総合・探究学習を支援するアプリ4つを公開した。

　第1弾のアプリは、探究学習における課題設定・情報収集・仮説検証・まとめ・ふり返りを継続的に支援。「探究課題発見サポーター」では、テーマ選びや問いの深め方を支援し、自分だけの探究テーマを創出する。

　また、「探究加速のためのルーブリック作成」では、評価軸を可視化することで、学習目標と達成基準を明確化にする。さらに、論理構造や改善点をフィードバックする「探究レポート分析サポーター」と、生徒一人ひとりの強みを引き出す「強み発見サポート」を用意した。

　このうち「強み発見サポート」についてはお試し利用ができるほか、実際に利用している教員から「人前で自己表現が苦手な生徒でも、AIに対しては素直に本音を入力できるため、忖度なく自分を見つめ直すことができ、質問に答える中で、思ってもみなかった強みに気付くことができる」との評価を得ている。

「強み発見サポート」の操作例

　「スクールAI」は、全国の先生が開発したアプリをすぐに使えて、自分でもつくれる教育プラットフォームである。AIと教育現場をつなぐソリューションで、授業準備に時間がかかる、探求学習の進め方が難しい、AI活用に不安があるなどの課題に対して支援する。英作文や英会話、小論文対策など多彩な学習アプリを教員自身が手軽に作成できる仕組みを備えているのが特徴。

　今後、アプリは第6弾までの提供を予定。第2弾以降は、工業高校向けや商業高校向け、校種別に順次展開するという。

• 第2弾 工業高校向け（実験レポートや資格学習、就職準備を支援し、専門技術とキャリア形成を後押し）
• 第3弾 商業高校向け（ビジネススキル育成、日誌・小テスト作成、探究・授業デザインを支援）
• 第4弾 小学校向け（興味関心を引き出し、意欲を高める授業づくりと自己評価をサポート）
• 第5弾 中学校向け（学習計画・宿題・探究・教科学習など、多面的な学びを支援）
• 第6弾 高等学校向け（キャリア形成・進路選択・探究を支援し、未来を切り開く力を育成）