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AI教材の入学前教育活用が25大学79学部に拡大、立命館大学などで基礎学力習得を支援

atama plus株式会社が、AI教材の大学入学前教育での活用が、立命館大学などの25大学79学部に広がっていることを発表(出典:atama plus株式会社)

atama plus株式会社は、立命館大学などの25大学79学部において、AI教材の導入による入学前教育が広がっていることを2026年3月2日に発表した。この取り組みは、入学後の学びに必要な基礎学力の習得を目的としている。

昨今、総合型選抜や学校推薦型選抜といった年内入試で入学する学生が増えている。文部科学省の「令和7年度国公私立大学・短期大学入学者選抜実施状況の概要」によると、年内入試による入学生は全体の半数を突破。多くの大学では、合格から入学までに時間があることから、入学前教育を実施しているという。

atama plus株式会社は、大学向けにAI教材を提供し、学部での学びに必要な基礎学力の定着を支援。対象となる入学生は約3カ月間、学部が指定した単元をAI教材で学習する。理解度に応じて講義動画や演習問題が提示され、基礎学力を高める仕組みである。大学側は、学習の進ちょくや得意・苦手分野、学習時間などをデータで把握でき、入学後の指導や支援に活用可能だ。

入学前教育で学習した生徒からは、「高校では文系だったので、数学で解き方を忘れている単元があった。入学前に復習できて良かったので、来年の入学生にもぜひ勧めたい」「自分が苦手な範囲を確認できたので、入学までに克服できるよう努力したい」「問題を解くことで理解できていない範囲が明確になったので、勉強する意欲につながった」といった声が寄せられている。

一方で、導入した大学からは、履修状況が異なる合格者に対応できる点や、学習状況を可視化できる点を評価する声がある。また、「学部が求める内容を入学前に学んできてくれるのでありがたい」といったコメントも寄せられているという。

AI教材は、2022年度に立命館大学で導入されたのを皮切りに、青山学院大学・日本大学・龍谷大学・摂南大学・亜細亜大学・國學院大學・九州工業大学・滋賀大学などへ拡大。対象学部は薬学部や理工学部などの理系分野に加え、経済学部や心理学部などの文系分野、データサイエンス学部やスポーツ健康科学部など幅広い。

atama plus株式会社は、テクノロジーを活用して基礎学力の習得にかかる時間を短縮し、「社会で生きる力」を養う時間を増やすことを目指している。同社のAI教材「atama+」は全国4,500教室以上の塾や予備校が導入しており、atama+を活用した学習塾「進学個別 atama+塾」「atama+ オンライン塾」も展開している。