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atama plusが駿台と提携、「atama+ オンライン塾」を4月8日より本格展開

「atama+ オンライン塾」を4月8日より本格展開

 atama plus株式会社と学校法人駿河台学園(駿台)は、両社が提携して「マンツーマンAI×担任サポート制」の学習塾「atama+ オンライン塾」を4月8日より本格展開する。駿台の教育ノウハウを活用し、学習コンテンツの拡充と進路相談などのサポート体制を強化した「AIと人の力」を組み合わせた新しい学び方としている。

 「atama+ オンライン塾」は2023年に開校。中学生と高校生と既卒生を対象に「マンツーマンAI×担任サポート制」を掲げ、AI教材「atama+」による個別最適な学習と、担任スタディトレーナーがデータに基づいた学習計画を立案し、自宅での学習継続をサポートする。

 対応教科は中学生は主要5教科、高校生は「情報」を含む8教科で、自宅以外にも通学電車や学校の休み時間、部活前の隙間時間で学習できることから場所や時間に捉われない多様な学習スタイルを提供している。

 2023年12月に実施した「利用日数が4日以上」もしくは「学習時間が100分以上」の在籍生対象のアンケート調査では、86%が「利用継続したい」と回答した。2024年度大学入試では全国の大学に合格者を輩出し、合格した大学は芸術大学、工業大学、薬科大学など多岐にわたっている。

 今回、本格展開するに至った背景としては、コロナ禍を経て中高生の間では「デジタルを活用する」選択肢が一般化してAI教材などデジタル活用が広がり、今後も堅調に推移することが見込まれているほか、民間シンクタンクの調査では、国内におけるeラーニング市場規模が2019年時点の2354億円から2023年度は約1.5倍の3773億円に達する予想があるため。

 さらに、atama plusが2023年7月に実施した校外学習を希望する高校生への調査では「自宅などの好きな場所で学習したい」という回答が4割近くになり、好きな場所で学習するニーズが高まっていることも背景のひとつとして挙げている。