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鳥取県、情報リテラシー教育で「情報的健康」プロジェクトを本格展開

株式会社Classroom Adventureが、鳥取県が取り組む「情報的健康とっとりプロジェクト」において、子供自身のリテラシーを高める教育プログラムを展開

株式会社Classroom Adventureは、鳥取県の「情報的健康とっとりプロジェクト」における若年層向け教育プログラム提供について、2025年11月10日に発表した。

同プロジェクトは、慶應義塾大学教授の山本龍彦氏と東京大学教授の鳥海不二夫氏が共同代表を務める「情報的健康プロジェクト」と連携し、鳥取県のデジタル局を中心に子ども家庭部や教育委員会など各部局が協力して施策を実施するもの。

「情報的健康」とは、「バランスよく食べる」「食品の安全性を確かめる」と同様に、情報を摂取するときも安全性・信頼性を確かめる意識を持つことを指す。インターネット上の偽情報や誤情報などから自分を守る「免疫力」を高め、信頼できる情報を適切に選び取る力を養うという考え方である。

Classroom Adventureは、鳥取県内の大学や高等専門学校と協力し、スクールキャラバンを実施。メディア・リテラシープログラム「レイのブログ」のほか、生最新の生成AI体験、情報的健康の概念を広める啓発動画制作といったワークショップを開催している。

鳥取県内の大学や高等専門学校と協力し、スクールキャラバンを実施

スクールキャラバンは、11月12日(水)に鳥取看護大学・鳥取短期大学、11月14日(金)に米子工業高等専門学校で実施予定だ。

スクールキャラバン実施校

また、「レイのブログ」のほか、謎解きゲームの要素を取り入れながら、闇バイトの危険性を学ぶ「レイの失踪」を利用した出張授業を高校や中学校で実施する。11月以降の実施校は、県立倉吉北高校(11月13日)、青翔開智中学校(11月27日)、青翔開智高等学校(2026年3月12日)。

体験型教材「レイのブログ」「レイの失踪」を使った出張授業を実施
これまでに実施した出張授業の様子

さらに、鳥取県内の学生と協力し、マンガやショート動画など親しみやすい啓発コンテンツの制作も実施。これらの取り組みはSNSや動画プラットフォームを通じて発信し、全国に情報的健康の概念を届ける予定となっている。

●「情報的健康」とは | 情報的健康プロジェクト

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