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鳥取県の青翔開智中学、英語発音支援サービス「ELSA Schools」を全学年に導入

鳥取県の青翔開智中学校・高等学校が「AIロールプレイ」を搭載した「ELSA Schools」のバージョンアップ版を中1から中3までの全学年に導入

ELSA JAPAN合同会社は、AIを活用した英語発音支援サービス「ELSA Schools」が、鳥取県の青翔開智中学校の中学校全学年に導入されたことを2025年4月21日に発表した。

同校は、2024年度にAI英語学習アプリ「ELSA」を一部学年で導入しており、生徒たちの発音意識の向上や自律的な学びの姿勢が育まれたことを受け、2025年度からは、中学1年生から3年生まで全学年に拡大する運びとなった。

ELSA SchoolsはAIによる発音分析を通じて、学習者のスピーキングの弱み(発音・アクセント・イントネーション・流暢さ・語彙(ごい)力・文法)を特定し、改善を促すアプリである。今回同校が導入したバージョンには、「AIロールプレイ」機能が搭載されており、AIとマンツーマンで対話しながらCEFR(セファール)レベルに応じた課題に取り組める。

英語学習に取り組む生徒の様子

英語科教員の石田直也氏は、ELSA Schoolsについて「AIによる即時フィードバックの精度と『英語らしさ』を構成する要素(発音・流暢性・抑揚など)を多角的にトレーニングできる点」を評価した。また、授業と連動した学習セットで個別最適化された学びを実現でき、生徒のモチベーション維持に寄与するゲーム性やスコア機能も魅力だとしている。

同校は、6年一貫教育の中で「探究スキルラーニング」の取り組みを重視しており、表現力育成を目的とした英語のスピーチやプレゼンテーション活動を積極的に実施。今後も、ELSA Schoolsとともに生徒が「生きた英語」を身に付ける環境づくりを進めるという。