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SS義塾の混乱を受け、AI対策アプリ「アオマル」を無償提供

株式会社mugendAIが、SS義塾に在籍する受験生と当該生徒の救済受け入れを行う学習塾などを対象に、学習支援AIアプリ「アオマル」のプレミアムプランを2026年3月末まで無償提供(出典:株式会社mugendAI)

株式会社mugendAIは、総合型選抜塾「SS義塾」の在籍生と救済受け入れを表明した学習塾などに対し、学習支援AIアプリ「アオマル」の「プレミアムプラン(利用無制限)」を2026年3月31日まで無償提供すると発表した。

「アオマル」は、志望理由書の作成支援や小論文演習、面接練習など、総合型選抜に特化した学習支援AIアプリである。今回の無償提供は、SS義塾で起きた音信不通や授業中止の影響で学習継続が困難となった受験生を支援することが目的。また、救済受け入れを行う学習塾にとっても、指導リソースの負担軽減を図るため、AIによる一次添削や基礎指導機能の提供を通じて支援する。

松本洋平文部科学大臣は、12月16日の閣議後会見で「受験生が動揺するような事態が生じてしまっていることについて大変遺憾に思う」と述べており、受験直前の学生に与える影響が社会的に強く懸念される事態となっている。mugendAIは、受験生の動揺を少しでも和らげ、学習継続を担保することを最優先とし、受験生の「学びの空白」を埋める支援が急務と判断した。

mugendAIの代表取締役である西江弘毅氏は、「公式な状況発表を待つことよりも、まずは目の前で困っている受験生に『安心して勉強できる場所』を提供することが教育に携わる企業としての責務だと考えた」と述べている。

SS義塾に在籍している受験生は、受験生用フォームから申し込みが可能だ。また、SS義塾生の受け入れを実施・表明している学習塾や教育機関は、学習塾用フォームから申し込みを行う。

なお、この施策はmugendAIが独自に実施するものであり、SS義塾とは一切関係がない。さらに、他塾への転塾を推奨・勧誘するものではなく、次の指導環境が決まるまでの一時的支援として位置付けられている。