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総合型選抜に対応、“1分で語る”自己PR力を育成する「わたし発見ラボ」を開講

さとのば大学(運営:株式会社アスノオト)が、高校生を対象とした新講座「わたし発見ラボ」をオンラインで開催

株式会社アスノオトは、高校生を対象にした夏季オンライン講座「わたし発見ラボ」をオンラインで開催すると発表した。

同講座は、総合型選抜対策として「1分間で自分を語る力」を身に付けることを目的にしている。総合型選抜では、「学力の高さ」よりも「あなたはどんな人間なのか?」「なぜその学校で学びたいのか?」という問いに対し、「自分を深く理解し、自分の言葉で伝える力」が重視されるとして、オンライン完結・2日間集中型の講座を提供する。

開催背景には、総合型選抜の重要性が急速に高まっていることがある。文部科学省のデータによると、2020年度には約6.8万人(全体の11.7%)だったが、2025年度には約9.2万人(全体の16.1%)に増加。現在では、国立大学の約79%、私立大学の約93%が総合型選抜を導入しており、進路選択において一般的な選択肢となりつつあるためだ。

国立大学の約79%、私立大学の約93%が総合型選抜を導入(出典:朝日新聞Thinkキャンパス)

さとのば大学では、未来共創人材の育成を目的とし、学習者が自ら問題を発見し、解決することを重視した能動的な学習方法に沿ったカリキュラムを展開。地域でのプロジェクト型学習とオンライン講座を組み合わせた教育を行っている。同講座は、そのエッセンスを高校生向けに再構成したもので、自己理解と自己表現の力を育て、志望理由書や小論文対策にも直結する内容となっている。

さとのば大学では、学生自身の強みを引き出し、内発的動機を大切にしたプロジェクト型の学びの機会を提供

講座の1日目は「自分を知る」、2日目は「自分を伝える」がテーマ。過去の経験を振り返りながら、自分の「好き」や「得意」から強みを見つけ、大学と自分をつなぐ言葉をつくっていく。最終的には1分間の自己PRとしてまとめることで、実践的なアウトプットを重視した。

自分の「強み」や「好きなこと」を言葉に

講師を務めるのは、さとのば大学学長の兼松佳宏氏と、総合ファシリテーターの河野翔一氏。多様な教育現場で進路支援を行ってきた経験を生かし、丁寧な対話と問いかけを通じて高校生一人一人の言葉を引き出すことを目指している。

さとのば大学 学長 兼松佳宏氏
さとのば大学 高大連携チーム 河野翔一氏

参加費は2日間で5,000円。定員は各期50名で、事前申し込みが必要。対象は高校3年生だが、意欲のある高校2年生の参加も可能だ。

「わたし発見ラボ」概要
対象:高校3年生(意欲ある高校2年生も可)
日程:
 第1期:2025年8月11日(月)・12日(火)
 第2期:2025年8月19日(火)・20日(水)
 ※内容は同一
時間:13時〜15時30分(各日講義3コマ)
 ※終了後に、30分間の「質問・相談タイム(自由参加)」あり
開催方法:Zoomによるオンライン開催
定員:各期50名
申し込み:PeatixのWebページより
申込締切:
 第1期:2025年8月10日(日)
 第2期:2025年8月18日(月)