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インヴェンティットが「mobiconnect」の最新版をリリース、端末管理負担をさらに軽減

インヴェンティット株式会社が、モバイルデバイス管理サービス「mobiconnect」のVer.31.19をリリース

インヴェンティット株式会社は、2025年6月29日付けで、モバイルデバイス管理サービス「mobiconnect」のVer.31.19をリリースしたと7月14日に発表した。全国の小学校・中学校に導入されたICT端末の管理を支援する同ソリューションは、教育現場の課題を反映した複数の機能改善を実施している。

今回のアップデートでは、操作画面の改善やAndroidアプリ配信方法の見直し、iOS端末向けパスワード通知機能の追加などが行われた。特に管理設定メニュー(旧遠隔設定メニュー)における「監視ポリシー(※1)」「フィーチャーセット(※2)」のUIバージョン3対応により、設定作業の簡便化を図った。

※1 端末の設定状況やインストールされているアプリについて、指定のポリシーと相違がないか、定期的に情報を取得する機能
※2 Wi-Fiやパスコードポリシーなどの設定のほか、特定機能の利用制限を端末に適用する機能

UIバージョン3対応による変更点(出典:mobiconnectサポートサイト)

GIGAスクール構想により、全国の小中学校には約900万台以上の端末が導入され、GIGA第2期では端末更新や再配備が進行中である。一方、セキュリティポリシーの整備や管理体制の確立は地域差が大きく、教員による端末運用の負担も大きい。

2025年3月に、教育情報セキュリティポリシーに関するガイドラインが改訂され、現場での安全な運用を促進すべく取り組みが進められている。同社によると、教育情報セキュリティポリシーの策定が未整備な教育機関も多く、複雑化する設定画面や煩雑な管理作業が負担となっているケースがあるという。

「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」の改訂概要
文部科学省「GIGAスクール構想の下での校務DX化チェックリスト〜学校・教育委員会の自己点検結果(令和6年3月29日)」より

インヴェンティットはこうした背景を踏まえ、mobiconnectの機能強化を進めている。今回のアップデートにより、従来よりも設定・配信状況の把握がしやすくなり、ICT担当者による端末管理業務の効率化が見込まれる。

なお、7月15日(火)の11時から12時に、今回の新機能の紹介と活用方法を説明するウェビナーを開催する。開催済みのウェビナーを視聴することも可能で、アップデートの概要をすぐに確認可能だ。

●mobiconnectとは - サービス紹介