ニュース
インヴェンティットが「mobiconnect」の最新版をリリース、端末管理負担をさらに軽減
2025年7月15日 07:30
インヴェンティット株式会社は、2025年6月29日付けで、モバイルデバイス管理サービス「mobiconnect」のVer.31.19をリリースしたと7月14日に発表した。全国の小学校・中学校に導入されたICT端末の管理を支援する同ソリューションは、教育現場の課題を反映した複数の機能改善を実施している。
今回のアップデートでは、操作画面の改善やAndroidアプリ配信方法の見直し、iOS端末向けパスワード通知機能の追加などが行われた。特に管理設定メニュー(旧遠隔設定メニュー)における「監視ポリシー(※1)」「フィーチャーセット(※2)」のUIバージョン3対応により、設定作業の簡便化を図った。
※1 端末の設定状況やインストールされているアプリについて、指定のポリシーと相違がないか、定期的に情報を取得する機能
※2 Wi-Fiやパスコードポリシーなどの設定のほか、特定機能の利用制限を端末に適用する機能
GIGAスクール構想により、全国の小中学校には約900万台以上の端末が導入され、GIGA第2期では端末更新や再配備が進行中である。一方、セキュリティポリシーの整備や管理体制の確立は地域差が大きく、教員による端末運用の負担も大きい。
2025年3月に、教育情報セキュリティポリシーに関するガイドラインが改訂され、現場での安全な運用を促進すべく取り組みが進められている。同社によると、教育情報セキュリティポリシーの策定が未整備な教育機関も多く、複雑化する設定画面や煩雑な管理作業が負担となっているケースがあるという。
インヴェンティットはこうした背景を踏まえ、mobiconnectの機能強化を進めている。今回のアップデートにより、従来よりも設定・配信状況の把握がしやすくなり、ICT担当者による端末管理業務の効率化が見込まれる。
なお、7月15日(火)の11時から12時に、今回の新機能の紹介と活用方法を説明するウェビナーを開催する。開催済みのウェビナーを視聴することも可能で、アップデートの概要をすぐに確認可能だ。
●mobiconnectとは - サービス紹介