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iPad 300台の管理を一新! 富山国際大付属高校がMDMツール「mobiconnect」でICT教育を加速

インヴェンティット株式会社が、同社が提供する法人・教育機関向けモバイルデバイス管理サービス(MDM)の「mobiconnect」を富山国際大学付属高等学校が採用したことを発表

インヴェンティット株式会社は、富山国際大学付属高等学校がMDM(モバイルデバイス管理)ソリューション「mobiconnect」を導入したと2025年6月17日に発表した。導入の背景は、同校が教員2名で約300台のiPadを管理するという状況に関し、限界に達したことだという。

同校では、新入生に入学初日からiPadを毎年配布している。しかし、教員2名が年度末に深夜作業を重ねながら全端末の初期設定を手作業で行っており、Apple IDの作成やアプリのインストール、バッテリー管理など、多岐にわたる作業が重くのしかかり、教育と業務の両立が困難な状況だった。

富山国際大学付属高等学校 メディア・テクノロジー部顧問 橋本知彦教諭

当初は無料のMDMサービスを使用していたが、機能に限界があると判断。利用サービスの無料期間終了を機にmobiconnectへの切り替えを決定した。

メディア・テクノロジー部顧問の橋本知彦教諭は、「これまで無料ツールでは解決できなかった一括設定やアカウント管理、セキュリティ制御が可能である点や、文教分野での実績が豊富であることが導入の決め手となった」とコメントしている。

mobiconnectの導入後、同校ではiPadの開封と配布を除くすべての作業が自動化されている。端末は、箱のまま生徒の机に置くだけで利用開始できる仕組みが整い、教員の作業負担が大きく軽減された。また、IT初心者にわかりやすいマニュアルが用意されており、現場から高い評価を得ている。

初回授業に間に合うスケジュールで導入が実現

同校は、デジタルを生かした「21世紀型学力」を育むことを目指しており、生成AIを活用した思考力育成やICTを前提としたカリキュラムの拡充を計画。生徒の可能性を最大限に引き出すため、学校全体で柔軟なDXを推進していくという。

●mobiconnectとは - サービス紹介