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コニカミノルタ、教員の判断を支援する「AIダッシュボード」の詳細を発表 京都市による試行も決定

コニカミノルタジャパン株式会社が、学校教育向けソリューション「tomoLinks」で提供予定の「先生×AIアシスト AIダッシュボード」の詳細機能を発表(出典:コニカミノルタジャパン株式会社、以下同じく)

コニカミノルタジャパンは、学校教育向けソリューション「tomoLinks」で提供予定の「先生×AIアシスト AIダッシュボード」の詳細機能と、京都市における試行決定を2026年5月12日に発表した。

先生×AIアシスト AIダッシュボードと京都市との取り組みの詳細は、2026年5月15日(金)まで開催される「EDIX東京2026」にて展示・説明を行う。

先生×AIアシスト AIダッシュボードは、教員の業務負担を減らしながら、教育データを使って児童生徒を支援するための機能だ。GIGAスクール構想の進展により多様な教育データの蓄積が進んでいるが、学習系・校務系・行政系のシステムが分かれているため、教員が日常業務の中で集めてデータを分析し、指導に生かすことが難しい課題がある。

同ダッシュボードは、散在する教育データをまとめて可視化するだけでなく、生成AIが分析して、「見るべきポイント」と「取るべき行動」を提示。経験差やデータ分析の知識にかかわらず、短時間で教員が児童生徒の状況を確認できるようにして、声かけや面談、保護者への連絡の判断などにつなげやすくする。

散在する教育データを統合して可視化し、生成AIによる分析を通じて「見るべきポイント」と「取るべき行動」を提示

主な機能の1つが「気づきカード」である。出欠や学習状況、心の状態などを生成AIが統合して分析し、注意が必要な状況を自動で検知。児童と生徒の変化や兆候について、根拠・対応案・優先度を示すことで、教員が短時間で状況を把握できるように支援するという。tomoLinks以外のサービスとの連携や、学校・自治体ごとの方針やマニュアルに沿った行動案の提示にも対応する。

児童生徒の変化や兆候を生成AIが検知して提示する「気づきカード」のイメージ(開発中画面)

データ可視化機能では、個人の状況を確認する「ひとりビュー」と、クラスや学校全体の傾向を見る「みんなビュー」を備える。ひとりビューは気づきカードと連携し、注意が必要と示された児童や生徒の詳しい情報をすぐに確認できる。教員は必要な場合のみデータを確認し、資料作成や面談準備などに活用が可能だ。

個人の状況を確認する「ひとりビュー」のイメージ(開発中画面)
クラスや学校全体の傾向を見る「みんなビュー」のイメージ(開発中画面)

AIチャット機能では、画面の表示内容について、自然な言葉で生成AIに質問や相談ができる。気づきカード、ひとりビュー、みんなビューの各画面から利用でき、表示中の情報をもとにAIが回答。教員が、「この生徒の最近の傾向は?」「クラス全体の特徴を教えて」と質問するだけで必要な情報を得ることができる。

コニカミノルタジャパンは、AIや教育データ活用に関する実証を2023年度から継続的に実施しており、これらを通して培った知見を生かして開発した同ダッシュボードが評価され、京都市における同ダッシュボードの試行が決定したという。

京都市での試行では、教育データに基づいた「気づき」(プッシュ型通知など)を提示することで、授業改善や早期支援、校務負担の軽減にどのように寄与するかを一部の小中学校で検証。個人情報の取り扱いを含む安全管理措置のほか、異なる事業者のシステムやツール間でのデータ連携の在り方も確認する予定だ。

<展示会概要>
展示会名:第17回 EDIX(教育総合展)東京
会期:2026年5月13日(水)~15日(金)
時間:10時~18時(※最終日のみ17時終了)
会場:東京ビッグサイト 東展示棟1~3
〒135-0063 東京都江東区有明3-11-1
展示ブース:コニカミノルタ株式会社
小間番号:16-20
入場料:無料
来場方法:事前に来場登録が必要