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コニカミノルタジャパン、茨大附属小におけるtomoLinks「先生×AIアシスト」の活用事例を公開

茨城大学教育学部附属小学校が導入した、tomoLinks「先生×AIアシスト」の活用事例を公開

コニカミノルタジャパン株式会社は、茨城大学教育学部附属小学校が導入したtomoLinks「先生×AIアシスト」の活用事例を2025年1月30日に公開した。

先生×AIアシストは、AIが教育データをもとにそれぞれの児童生徒に合った学習方法を提案し、個別最適な学習や教員の指導を支援する、AIドリル機能とダッシュボード機能を中心としたサービスだ。茨大附属小では、2023年に全学年で先生×AIアシストを導入している。

同校では、「子ども自ら学びをデザインする」授業を追求しており、先生×AIアシストを子供たちの「やってみたい」や「きっかけ作り」を引き出すツールとして利用し、子供たちが主体的に学べる環境づくりを行っている。

特に、先生×AIアシストの「おすすめドリル」を積極的に活用。学年に関係なく一人ひとりに合った問題が提示されるため、子供たちが自分のわからない部分に気付いたり、忘れていたことを思い出したりするきっかけを得られているという。

茨大附属小では「おすすめドリル」を積極的に活用

同校の直井裕紀教諭は、「おすすめドリルが教師の負担軽減に役立っている。子供たちと関わる時間が増え、一人ひとりの様子をより丁寧に把握することができるようになった」とコメントしている。

さらに、おすすめドリルの問題を解くと宝石がたまる「学びの宝箱」機能も利用。「クラス全体で王冠がたまったらレクリエーションを1時間する」というように、モチベーションを高める取り組みを実施することで、自主学習に取り組む児童が大幅に増えたという。直井教諭は「tomoLinksは動画教材も充実しており、勉強っぽさをあまり感じないのがよいのかもしれない」と評した。

クラス全体でモチベーションを高める「学びの宝箱」

茨大附属小の授業研究に携わる放送大学 准教授の小林祐紀氏は、「個別最適な学びを実現しつつ、友達と協力して学ぶ仕組みが備わっていたり、支援が必要な子を『見える化』し個別指導をしやすくしたりと、これからの学習者中心の学びを実現するために非常に有効なシステムだと考えている」と先生×AIアシストについてコメントしている。