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MDMの「mobiconnect」、宣言型デバイス管理を実装

インヴェンティット株式会社が、MDMソリューション「mobiconnect」の最新バージョン(Ver.31.18)をリリース

インヴェンティット株式会社は、2月24日にMDMソリューション「mobiconnect」の最新バージョン(Ver.31.18)をリリースしたと2025年3月12日に発表した。同バージョンでは、「宣言型デバイス管理(Declarative Device Management)」を実装し、教育機関や企業におけるデバイス管理の効率化を図る。

「宣言型デバイス管理」は、管理者が操作手順や設定変更を指示する「命令型」や「プッシュ型」の管理方式とは異なり、デバイス自身が適用すべきポリシーを判断し、自律的に変更を適用する仕組みだ。同方式により、MDMサーバーの負荷を軽減し、MDMサーバーと通信できない場合でも端末の適切な動作が保証される。

「宣言型デバイス管理」適用機能は、「端末管理画面からの手動実行」「特定のジョブ実行による自動実行」の2つの方法で実行される。それに伴い「宣言型デバイス管理適用」ジョブの追加や基本情報に「宣言型デバイス管理」項目を追加した。

さらに、端末の設定が変更されたときに送信されるステータスレポートや、1日に一度送信されるフルレポート受信機能も追加した。これにより、端末モデルやOSバージョンといった項目を端末から受信できるようになる。

ステータスレポートの受信機能を追加

インヴェンティットによると、これまでの管理方式では「ネットワークが不安定なことにより、スムーズに情報取得ができない」「うまく動作せず、ジョブがたまっている」という状況が発生することがあるという。インヴェンティットでは、「宣言型デバイス管理」の実装を通じて、こうした課題解決を支援する方針だ。

なお、今回のアップデートで「ロック画面のメッセージ設定」や、UIバージョン3における「[最近のジョブ]画面」「グループ設定のCSV出力機能」といった機能も追加している。

インヴェンティットは、「mobiconnect」の最新バージョン(Ver.31.18)の新機能のほか、機能改善の概要と活用方法を紹介するウェビナーを2025年2月27日に実施した。同ウェビナーの内容は、アーカイブ配信で確認できる。

アーカイブ配信で新機能の内容を確認できる

●mobiconnectとは - サービス紹介