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大分県豊後大野市が採用したMDM「mobiconnect」、導入事例を公開

一元管理しつつ、カスタマイズ機能で教員の試行錯誤をサポート

大分県豊後大野市立菅尾小学校長の衞藤 浩氏と教務主任の釘宮泰代氏

インヴェンティット株式会社は、大分県豊後大野市立菅尾小学校が2021年から導入している同社のMDM(モバイルデバイス管理)ソリューション「mobiconnect」に関する事例を公開した。

「mobiconnect」は、パソコンやタブレット端末、スマートフォンなど、学校などで利用する端末を遠隔から管理するモバイルデバイス管理サービス。アプリ配信や設定変更を一括して行え、紛失時には位置情報取得・ロック・データ消去などもできる。これにより、管理コストを抑え、効率的なデバイス運用を可能にする。

豊後大野市ではGIGAスクール構想に基づき、2021年度から菅尾小学校を含む市内18校の全小学生にタブレット端末を配布している。これに伴い、市の教育委員会が端末の一元管理を行うために「mobiconnect」を導入した。

タブレット端末の導入にあたっては、個人情報の保護や不適切なサイトへのアクセス制限、端末の目的外使用防止などが必要とされた。また、特にICTの知識に長けた教員が少ない中での環境整備に不安があった。そこで「mobiconnect」を導入し、教育委員会が一元管理しつつ、現場の教員が一定の範囲内でカスタマイズできるようにして、これらの課題を克服したという。

同校は、インストールするアプリをカスタマイズできる機能を高く評価している。現場の教員の要望によりインストールするアプリを追加したり、子供たちが実際に使ってみて対象学年のICT習熟度に適さなかったら削除したりするなど、教員がトライアンドエラーを繰り返せることが子供たちの学びの成果につながっていると確信している、とコメント。「mobiconnectは表には現れませんが、まさに「縁の下の力持ち」という性格のMDMであると思います」と語っている。