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端末紛失時に位置情報を自動取得、MDMの「mobiconnect」が最新版を公開

インヴェンティット株式会社が、MDMソリューション「mobiconnect」の最新バージョン(Ver.31.21.0)をリリース(出典:インヴェンティット株式会社)

インヴェンティット株式会社は、MDMソリューション「mobiconnect」の新バージョンVer.31.21.0を提供開始したと2025年12月10日に発表した。同バージョンでは、端末紛失時の対応を強化する機能が加わっている。

GIGAスクール構想で児童生徒の端末利用が拡大する中で、端末の校外持ち出しが一般化し、紛失リスクも高まっている。文部科学省が示す「教育情報セキュリティポリシーハンドブック」では、インシデント発生時に遠隔ロックやデータ消去などを迅速に行うことを推奨しており、端末の所在把握はその初動として重要な要素とされている。

「教育情報セキュリティポリシーハンドブック(令和7年3月)」より(出典:文部科学省)

インヴェンティットが提供するmobiconnectは、教育機関や企業向けにスマートフォンやタブレット端末、パソコンなどのモバイル端末を遠隔管理できるMDM(モバイルデバイス管理)サービスである。

今回のVer.31.21.0では、紛失モードを有効にすると同時に自動で位置情報の取得ジョブが自動登録される。これにより、紛失モード適用と位置情報取得を別々に実行する必要がなくなり、緊急時でも確実に位置情報を取得可能だ。

端末の紛失時という緊急時に手順が煩雑であると、位置情報取得が失念されてしまうケースや、確認作業に時間がかかるなど、管理者にとって負担となる場面が多くなる。今回の自動取得機能は、そうした管理者の負担を軽減し、対応の確実性を高める狙いがある。

また同バージョンでは、ログイン画面にポップアップ表示ができる機能も追加した。これにより、利用者に対してサポート情報などの案内を効果的に提示できるようになっている。

インヴェンティットは、mobiconnectの最新バージョン(Ver.31.21.0)の新機能や、機能改善の概要と活用方法を紹介するウェビナーを2025年12月18日(木)に実施する。参加費は無料で、申し込み後にZoomのURLが送信される。同ウェビナーは、アーカイブ配信も実施する予定だ。

●mobiconnect とは - サービス紹介