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夜間中学の日本語教育にICT活用、すららネットが教員向け研修を実施

株式会社すららネットが、大田区立糀谷中学校夜間学級において、ICTを活用した教員向け日本語教育研修会を実施(出典:株式会社すららネット、以下同じく)

 株式会社すららネットは、東京都内の夜間中学において、教員を対象にICTを活用した日本語教育研修会を2026年2月3日に実施したと発表した。夜間中学ならではの生徒の学習背景や日本語習熟度の違いといった課題に対し、同社のICT教材も使って解説している。

 研修会を実施したのは、東京都大田区立糀谷中学校夜間学級で、校長を含む8名の教員が参加。夜間中学は、年齢や学習背景、日本語の習熟度が大きく異なる生徒が同じ教室で学んでいる。

 夜間学校では、国から日本語教育においてICTの活用が示されているが、ICTの具体的な活用イメージが持ちにくいことが課題。そこで、研修会ではICT活用の日本語学習として、日本語学習ICT教材「すらら にほんご」の操作を体験することで、学ばせ方の順序や授業への取り入れ方といった具体的な操作を確認した。

研修の様子

 また、「国語」と「日本語(第二言語)」の違いという第二言語習得論の考え方も「すらら にほんご」を使って説明。日本語が母語の教員が無意識に行っている説明が、どのように補足すると日本語を母語としない生徒に伝わりやすいかも、「すらら にほんご」の画面をもとに解説した。

 そのほか、すでに「すらら にほんご」を導入しているほかの学校の事例も紹介。ICTが学習の進行を支え、人が学びを後押しするという役割分担が具体的に説明され、研修を受けた教員からトライアルを希望するなどの声が聞かれたという。

 なお、「すらら にほんご」は、日本以外にルーツを持つ人が、就労・留学・日常生活に必要な日本語を習得できるICT教材。レベルに応じて基礎から応用まで段階的に学べる構成で、アニメーションによるレクチャーや即時フィードバック、スモールステップでの反復学習などから生徒が自分のペースで学習を進めることができるようになっている。