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宮城県角田市が「すららドリル」を導入、約1400人の小中学生が利用

宮城県角田市の小中学生約1,400人が、2025年5月より「すららドリル」の利用を開始

株式会社すららネットは、角田市教育委員会が「すららドリル」を導入し、小中学校7校・約1,400名の児童生徒が2025年5月から利用を開始したと発表した。

角田市教育委員会は、「角田市学力向上ゆめプラン」に基づき、未来を担う子供たちの育成を目指している。同プランは、ICTの有効活用による個別最適な学びと、楽しい学びの実現を目指すもの。同市では、子供たちの理解度や興味・関心に合わせた学習設計に注力しており、AIによるつまずき分析や難易度調整機能を持つ「すららドリル」を導入した。

すららドリルは、AIを活用したアダプティブラーニング教材であり、児童生徒一人ひとりの理解度や興味・関心に応じた学習を可能にする。ドリル・テスト・対話式レクチャーなどの機能を備えており、「演習→確認→復習」の学習サイクルを自然に回すことができるよう設計されている。

また、児童生徒の学習ログを活用し、理解度に応じた復習や反復学習を自動で提案する仕組みによって学習意欲の向上と自律的な学習を支援するほか、課題の自動配信や進ちょく確認、丸付け機能によって教員の負担軽減にも貢献する。

永井 哲教育長は、「不登校を含むすべての子供たちが、主体的に楽しみながら学ぶ姿を見たい。すららドリルには、それを実現する授業づくりや子供たちの学習支援を期待している」と述べ、教育への強い思いと同教材の活用に期待を示した。今後は、授業と家庭学習をシームレスにつなぐ取り組みとして、市内各校での活用が予定しているという。

すららネットは、角田市との連携を深め、子供たち一人ひとりに最適な学びと成長の機会を提供していく方針だ。